春探し
ヒサカキ咲く
節句の梅
早春記
弥生三月ともなれば岐阜の山奥といえども、もう少し春めくはずなのですが。
薄曇りの朝、目覚めたばかりの春を起こしに、裏山へ登ってみました。

まずはシロモジ(白文字)の花芽と葉芽。真っ黄色に美しかった葉が赤茶色に枯れ残って、バックアップ。

ここへ来たら必ず訪ねる子がいます。間伐後に現われたオオカメノキ(大亀の木)はブナ帯の随伴種。標高380m以下のクリ帯に生育するのは、寒冷期の生き残りと思われます。

花芽は無いけれど、今年も葉芽が展開しようとしています。もう少し光が射すと元気になれる。

少し離れたヒノキ林の中に幼木が1本。育ってくれるといいなあ。

斜面を下って、シュンラン(春蘭)。やっぱり、この子が一番好きかも。
ことしの花芽はどうかな、って落ち葉をかき分けて春を探すのが楽しみ。

七十二候、第四候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」土の中の生き物で、きっと一番大きいモグラ(土竜)が教えてくれる春の勢い。

彼らの「仕事の先」にフキノトウ(蕗の薹)の一群。

春を食らえるようになるまで、あと3、4日。
by Oak.



薄曇りの朝、目覚めたばかりの春を起こしに、裏山へ登ってみました。


まずはシロモジ(白文字)の花芽と葉芽。真っ黄色に美しかった葉が赤茶色に枯れ残って、バックアップ。


ここへ来たら必ず訪ねる子がいます。間伐後に現われたオオカメノキ(大亀の木)はブナ帯の随伴種。標高380m以下のクリ帯に生育するのは、寒冷期の生き残りと思われます。


花芽は無いけれど、今年も葉芽が展開しようとしています。もう少し光が射すと元気になれる。


少し離れたヒノキ林の中に幼木が1本。育ってくれるといいなあ。

斜面を下って、シュンラン(春蘭)。やっぱり、この子が一番好きかも。

ことしの花芽はどうかな、って落ち葉をかき分けて春を探すのが楽しみ。


七十二候、第四候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」土の中の生き物で、きっと一番大きいモグラ(土竜)が教えてくれる春の勢い。

彼らの「仕事の先」にフキノトウ(蕗の薹)の一群。


春を食らえるようになるまで、あと3、4日。
by Oak.




管理だそうです(?)
相生口の駐車場に休日でもないのに車が入っていて、看板が載っていました。

具体的なこと書いてなくて、何するんだろうと入っていくと。散策路の脇。

天白土木さんに聞いてみました。
「カシナガの被害で枯れたコナラの木が散策路沿いに何本かあるのですが、とりあえず相生口から稲田口にかけての数本を伐採する予定です」とのこと。
同じ理由で伐られたシンボルコナラに最近、発芽の兆候がありました。こちら
お役所は「安全第一」か「責任回避」か、人間の都合優先で「管理」を進めますが、枯れた木の幹にも昆虫や野鳥の糧があります。
樹木の生命力は、お役所お抱えの樹木医さんの診断を超えて復活したり、逆に衰弱したり。気を付けてくださいね。
森の管理を進める人たちの手に因って、また伐られています。

あっちもこっちもスカスカです。

よろこびの春だというのに。
by ツッチー&アイ





具体的なこと書いてなくて、何するんだろうと入っていくと。散策路の脇。


天白土木さんに聞いてみました。
「カシナガの被害で枯れたコナラの木が散策路沿いに何本かあるのですが、とりあえず相生口から稲田口にかけての数本を伐採する予定です」とのこと。
同じ理由で伐られたシンボルコナラに最近、発芽の兆候がありました。こちら
お役所は「安全第一」か「責任回避」か、人間の都合優先で「管理」を進めますが、枯れた木の幹にも昆虫や野鳥の糧があります。
樹木の生命力は、お役所お抱えの樹木医さんの診断を超えて復活したり、逆に衰弱したり。気を付けてくださいね。
森の管理を進める人たちの手に因って、また伐られています。


あっちもこっちもスカスカです。


よろこびの春だというのに。
by ツッチー&アイ




農は国の基
米が高騰しています。
「行き過ぎた生産調整によるコメ不足」「中間での不当貯蔵」「備蓄米放出手遅れ」などと争論。でも、根本的な国の農業政策について考える風潮には至ってはいないです。今こそ、食糧の危うさに気づく時なのに。

生き物は食べなければなりません。食べることができなければ死にます。生態系の最初の食、生産者は植物です。
国民を食べさせることができない政権は滅びます。食料を生み出す産業=農業は国の礎のはずです。

国の安全保障は武器を買いそろえることでも、他国と上手に交渉することでもなく、自国民がちゃんと食えていることから始まります。お金をたくさん稼ぐために、内外の観光客をあてにしたリ、流通を盛んにしたり、想念の世界を活性化させるだけでは、全国民が食べていけない。

農業を大事にしなければならない。土と農にたずさわる人を大事にしなければならない。農業が大事なことを子どものうちから教えなければならない。国の仕事ですが、地方の行政でも問われます。名古屋市が発表した相生山緑地ビジョン(案)では、農は収穫体験に矮小化されています。

「親の代から作ってきた土を盗っていく奴がおる」とは相生山の農家の方から聞いた話です。田んぼをやっても畑をやっても食っていけない「百姓」が大事にされる社会になれば、他の職業の人びとも食っていけるというものです。

農地とその後背地である樹林地がないがしろにされようとしている相生山で、知り合いの生産緑地を訪ねて思い至ったつれづれです。
by Oak.



「行き過ぎた生産調整によるコメ不足」「中間での不当貯蔵」「備蓄米放出手遅れ」などと争論。でも、根本的な国の農業政策について考える風潮には至ってはいないです。今こそ、食糧の危うさに気づく時なのに。

生き物は食べなければなりません。食べることができなければ死にます。生態系の最初の食、生産者は植物です。
国民を食べさせることができない政権は滅びます。食料を生み出す産業=農業は国の礎のはずです。


国の安全保障は武器を買いそろえることでも、他国と上手に交渉することでもなく、自国民がちゃんと食えていることから始まります。お金をたくさん稼ぐために、内外の観光客をあてにしたリ、流通を盛んにしたり、想念の世界を活性化させるだけでは、全国民が食べていけない。


農業を大事にしなければならない。土と農にたずさわる人を大事にしなければならない。農業が大事なことを子どものうちから教えなければならない。国の仕事ですが、地方の行政でも問われます。名古屋市が発表した相生山緑地ビジョン(案)では、農は収穫体験に矮小化されています。

「親の代から作ってきた土を盗っていく奴がおる」とは相生山の農家の方から聞いた話です。田んぼをやっても畑をやっても食っていけない「百姓」が大事にされる社会になれば、他の職業の人びとも食っていけるというものです。

農地とその後背地である樹林地がないがしろにされようとしている相生山で、知り合いの生産緑地を訪ねて思い至ったつれづれです。
by Oak.




梅花前線

春はまだ?と開花が待たれる梅です。昨年は半月前には咲いていたのに。こちら


満開には程遠いですが陽当たりの良い場所ではかなりの花が咲き、その辺りでは良い香りがしていました。



蜂たちが蜜集めに忙しくなるのも、そう遠くは無いようです。





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