【大矢レポート】 先日、マレーシアにある取引先の製造工場へ、生産工程の視察と完成品の仕上がり検査に行って来た。
準備段階で一番困ったのは日程の事で、原料メーカーの社長さんがドイツからお見えになり工場で合流しようという事になったのだが、はっきりした日程は直前まで決まらないので4日間くらいの日程を取っておいてくれとの連絡であった。
やむなく4日間の行程で航空チケットとホテルを手配したが、工場がタイピン市にあるので成田空港からクアラルンプール空港経由ペナン空港行きの手配とホテルはペナンのシャングリラ系トレーダースホテルペナンを予約した。
成田空港からペナン空港への直便は無いのでクアラルンプール空港経由になったのだが、成田を出発しペナン空港までは乗り換え時間も含めると片道10時間、往復20時間以上かかる為楽な旅程ではない。
クアラルンプール空港
ガイドブックによれば、空港からホテルまでは30分くらいらしいのでタクシーで行こうと思い現地人らしい人に「Where is a taxi stand?」と聞くとAIRPORT WHITE TAXIという表示を出したカウンターを指差して教えてくれた。そこであらかじめ乗車クーポンを買うシステムになっており、空港から島内主要スポットへタクシーで向かう場合は定額運賃制で、ホテルのあるジョージタウンへは1,400円弱を支払ってタクシーに乗り込んだ。
マレーシアの平均的年収は20万円とのことでホテルは安く、トレーダースクラブという少しハイクラスのクラブルームを活用すると得だとの話を聞いた事があったのでクラブルームを予約しておいた。ホテルに着いて1階のフロントに名前を告げると日本人スタッフが出て来て「大矢様、トレーダースクラブのチェックインは16階のクラブルームで承っております」と16階へ案内してくれて、深々としたソファーに腰を下ろしてのチェックイン手続きだった。
日本を発つ前の日にドイツからお出でになる社長さんの日程と工場視察の日が決まったが、用意した4日間のうち1日半を費やすだけであとの2日間がフリーになるので、日曜日と祭日を使っての出張なので、ゴルフプレイでもと思い予約した。今回の行程のメインであるマレーシア工場はタイピン市という所にあり、ペナンからは車で1時間ほどのところで、日本からも多くの企業が安価な労働賃金を求めて進出していたが、生産工程視察と完成品の仕上がり検査は企業秘密の為ここへは紹介できないのが残念だ。
フリーの日のゴルフはマレーシアでも有名なブキットジャウイ・ゴルフリゾートでプレイしたが、何しろ貸クラブでスチールシャフトのクラブだったことからスコアはメチャクチャとしか言いようがなかった。
ブキットジャウイ・ゴルフリゾート
トレーダースホテルのクラブルームは16~17階にあるクラブフロアーに宿泊している人しか利用できない為、朝食も混雑せずゆっくり眺望を楽しみながら食事をする事が出来、お昼から4時までは軽食(ケーキ、サンドイッチ、フルーツ、飲み物)が用意されており、夕方6時から8時まではアルコールとおつまみもサービスされ、インターネットも常時使えたため色々な情報を得るのに便利だった。
せっかくマレーシアへ来たのだから何としても日本では高価で手の出ないロブスターを食べたくなり、東方海鮮舫(ゴールデン・タイ・シーフード・ヴィレッジ)へ行った。ホテルの日本人スタッフから予約をしてもらいタクシーで行ったのだが、距離にして4~5kmしかないのに夕方の大渋滞にはまり1時間近くもかかってしまった。
東方海鮮舫からビル群を展望
店へ着いたのはいいがオーダーシステムが分からないのと、言葉が良く通じないのとで迷って店内を見ていたら、水槽の中に見た事も無い魚やカブトガニまでもが泳いでいた。
ロブスター
カブトガニ
しばらくテーブルに座っていたら女ボスの様なおばちゃんがメニューを持って来たので「ロブスターが食べたい」(すべて片言の英語で)とメニューを指差すと「これは小さいが今日は特別大きいロブスターがあります」と。
たしかにメニューの下の方に大きなロブスターの写真があり、その脇に「Current price」(時価)と書いてある。
こんな時迷っていると後で後悔する事を過去何回も経験したので、勢いでその大きなロブスターを食べる事にし、その他にも大型のシャコやフカヒレのスープを注文した。シャコは日本で食べるのと違いグロテスクな大きさで、日本では味わえない食感と味だった。
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大矢レポート「マレーシアへ工場視察と製品検査の出張」
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