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ネクラで眼鏡でキモオタな優等生は“受け”るとイイよ!

委員長、地味な真面目くん、オタク少年…そんな“優等生受け”BLが大好きな腐男子のブログです~。

 

タンザニア旅行記第6回・人生初の大トラブル発生! 言葉もわからない異国の地でどうなるちーけん! しかし、ザンジバル人はみんないいヤツばっかりだった…


Category: 旅行記 タンザニア   Tags: ---
 タンザニア旅行記6回目です。
 前回、ついにサファリ観光を終えて、次の目的地であるザンジバル島を目指して飛び立ったブログ主。
 ルンルン気分で、飛行機の窓から見える島の景色に胸をときめかせていたのだが――。
 ブログ主を待ち受けていたのは………!!!

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 というわけで(笑)、ザンジバル島に到着しました。
 
 カルメ国際空港です。

 じつは私も今回旅行するまで知らなかったんですが、タンザニアという国は「連邦国家」でして、2つの国から出来ています。
 ブログ主が昨日までサファリを楽しんだのが「タンガニーカ共和国」で、これはアフリカ大陸でケニアの下(?)、モザンビークの上にある大陸国家です。
 そして、今日到着したのが「タンザニア連邦」を構成するもう一つの島国「ザンジバル」で、「タンザニア」という国名自体、「タンガニーカ」+「ザンジバル」=「タンザニア」なわけですね!
 この「ザンジバル」には、独自の国会も政府もあり、非常に独立心が強いそう。
 でも、人口やGNPで比べると、「タンガニーカ」と「ザンジバル」は9:1くらいで、圧倒的に「タンガニーカ」のほうが栄えてます。
 この2つの国の関係がよくわかるのが、「入国審査」のあり方でして、ザンジバルからタンガニーカに行く時は、

「同じタンザニアの中の国だからノーチェックでいいよ!」

 ということで、特に何の入国審査もなく入れるんですが、逆に、タンガニーカからザンジバルに入る時は、なんとさすが“独立国”、ちゃんと独自の入国審査を設けていて、パスポートチェックもされます。

 つまり、圧倒的に力が強いタンガニーカ側は全然ザンジバルのことを意識してないんですが、ザンジバル側は、

「いや! ウチは独立国だから!!!」

 って、めちゃくちゃに突っ張ってるんですね(笑)。

 ぜひタンザニア連邦の地図を検索して見てみてください。
 冲にちょっと浮いてる小さな島がこの「ザンジバル」です。
 詳しくは後ほどまた書こうと思いますが、日本でいうと沖縄が独立国になっている(でも日本の一部)ようなイメージですかね!
 日本ではほとんど知られてないこの“独立国家”ザンジバルですが、「クイーン」のフレディ・マーキュリーの故郷といえば、「ああ」という人も少しはいるかもしれません。


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 カルメ国際空港は、かなりちんまりとした空港でした。
 帰りに、タンガニーカ側の首都であるダルエスサラーム国際空港をトランジット(乗り換え)のために利用しましたが、とても比べものにならない立派さでした(笑)。
 ちなみに「カルメ」というのは、ザンジバルの歴代大統領の名前から取られたそうです。
 繰り返しますが、ザンジバルの人たちはとても独立心が旺盛で、俺たちは「タンザニア人である前にザンジバル人だ!」という感じです。


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 ザンジバル独自の入国審査を終え、機内に預けたトランクを受け取ろうと、荷物の引き取り用のターンテーブルを探しましたがそんなものはなく、鉄製のカウンター(?)があるだけ。
 このように人力でどっかんどっかんとトランクが目の前に積み上げられていきました(笑)。


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 空港の外に出ると、客待ちのタクシーの運ちゃんがいっぱいいました。
 旅行のバイブル「地球の歩き方」で、市内へは10ドルと決まっていると書いてあり、すぐにタクシーの運ちゃんの元締めみたいなおっさんが「タクシー?」と声をかけてきたので、ホテル名を告げると、あっという間に交渉成立。
 10ドルを払って、車中の人になりました。


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 だいたい今回のタンザニアの旅で出会ったタンザニア人は明るくていい人ばっかりでしたが、この運ちゃんもカタコトの英語でこちらに話しかけてくれます。
 タンザニア本土であるタンガニーカ側は、キリスト教の力が強い地域ですが、このザンジバルはイスラムの信徒(ムスリム)が多く、アラブ系の住民も多いそう。
 車窓から見える人たちも、タンザニア本土と違い、女性は頭を隠したり、男性もムスリム独特の帽子を被って歩いている人が多く、エキゾティックな雰囲気にブログ主のテンションもどんどん上がっていきました。
 この日、予約してあるホテルは、事前に候補の中から迷いに迷って決めたとてもよさそうなホテルで、街全体が世界遺産になっているザンジバルの首都の一角にある「ストーンタウン」のど真ん中にあります。
 建物はすでに築100年を超えている歴史的建造物で、室内はアンティークの家具が置かれているそうで、もう泊まるのが楽しみでしかたなかったんですが…。

 が…。

 が………。

 が!!!!!!!

 ここで大事件が起きたのでした(笑)。
 意気揚々とホテルに着き、運ちゃんに荷物を下ろしてもらってフロントロビーに入っていったちーけんさん。

「ハロー! アイドゥライクトゥ・チェックイン!(チェックインおねがい!)」

 ところが、フロントにいた浅黒い肌をしたザンジバル人のフロントマンから、信じられないひと言が帰ってきたのでした。

「うーん、お調べしましたが、お客様の予約は入っていません」

 がちょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!

 これまで20カ国は海外旅行をしてきたブログ主ですが、その中でも最大級に心臓がバクバクしたのがこの場面でした(笑)。
 予約されてないと言われても、ブログ主の手元には、旅行代理店から受け取っている「予約確認書」がちゃんとあります。
 お金だってもう払ってます。
 なので、フロントマンに書類を見せて、

「いや、それは何かの間違いだ。もう一度調べてくれ。私はこのように予約をきちんと入れている」

 とつたない英語で必死に伝えると、フロントマンは一度奥に引っ込んで書類の束を調べてくれましたが、やはり「予約は入ってない」と向こうも繰り返します。
 そして、さらになんやらかんやら英語で言ってくるのですが、いやもう本当に悲しいことにブログ主は英語がほとんどできないので、何を言っているのかさっぱりわかりません。
 何度も聞き直して、やっぱりブログ主の予約は入っていないこと、すでにホテルは満室で空きもないこと、ホテルではどうしようもないから自分でホテルを探してほしいと言ってるらしいことは、なんとかわかりました。

 しかし、こんな異国の地で放り出されたら死んでしまいます!!!(マジで
 英語もできないのに……。

 このときブログ主は齢40前にしてマジで泣きそうになりました。
 とにかく英語で「でも、俺はちゃんと予約したんだ!!!」と主張しますが、フロントマンもどうしようもないようです。

 そのとき、はっと気付いたのが、このホテルの予約を頼んだ(というか全旅程の手配を頼んでいたのですが)旅行代理店に電話することでした。
 手元にある「予約確認書」には、もちろんこの代理店の電話番号が書いてあります。

 そろそろフロントマンも「早くこの客どっか行ってくんないかな…」的な雰囲気になりつつあったのですが(すでに15分くらいは経過してる)、またまたつたない英語を超駆使して、「この代理店で俺はホテルを予約したんだ。ここに電話させてくれ!!!」と頼んだところ、フロントマンも「しょうがないな…」みたいな顔をしつつ、電話を貸してくれました。

 すでに現地時刻で午後4時半くらいだったかな…。
 タンザニアの首都ダルエスサラームにあるこの旅行代理店がもう営業を終わってたらどうしよう…そうなったら本当に今日俺泊まるところがない……と思うこと数分。
 タンザニア国内は電話事情もあまりよくないようで、3回ほどかけてもなかなか通じず、というか、電話番号のかけ方がこれでいいのかもよくわからない中、必死で何度も番号を押したら、ついに電話がつながったのです。
 電話に出たのは担当の日本人社員でした。

「すいません!!! お宅で予約してもらったホテルに来たら、予約が入ってないと言ってるんです。英語もよくわかんないし、もうどうしたらいいか…ホテルの人間に電話を代わるので、話してください!!!」

 その結果、わかったことは――。

 どうも、この旅行代理店でを通じて、ブログ主以外にもこのホテルを予約していた人がいたらしいのですが、その人が前週に予約をキャンセルしたそうで、その際になぜかブログ主の予約も一緒にキャンセルされてしまったらしいということでした。
 横で電話を聞いていると、代理店とホテル側で「そっちの責任だ」と言い合ってるようでしたが、最終的にはホテル側のミスということで落ち着きました。

 で、再度、電話を代わってもらって――。

「そ、それで私のホテルはどうなるんれすか!!!(泣きそう)」

「ホテル側のミスということで、ホテル側が別のホテルを手配することになりました。後は、そのフロントマンがやるので、指示に従ってください」

「えっ 私、英語ができないんで超不安ですよ……」

「大丈夫ですよ。では、あとはよろしくお願いします(ガチャン)」

 うっうっ(涙)。
 あわれ異国の地で大トラブルに見舞われたちーけんさん…。
 あまり愛想のないこのフロントマンがちゃんと別のホテルを手配してくれるのか、そしてそれがとんでもないホテルだったりしたら…。
 体験したことのないトラブルに死にそうでしたが、必死で英語を駆使してフロントマンに確認すると、ちゃんとホテルは手配してくれると言っているようです。
 10分くらい待ってろと言われ、不安いっぱいでホテルのロビーで待ちました。

 本当はもう荷物をホテルにおいて市内観光に出てるはずだったのに……。

 マジに泣きそうになりながら待つこと数分、フロントマンが「ホテルが予約できた」と言って、気のよさそうなおじいさん運転手を連れてきました。
 このおじいさん運転手のクルマで、代替ホテルに連れていってくれるようです(ホッ
 またこのおじいさん運転手が善人を絵に描いたようなムスリムで、どうもこちらの事情もわかってるらしく、こちらに慰めの視線を送ってくれて、「大丈夫だ。いいホテルだ」とか言ってくれました。
 旅先で出会う人情よ…(ほろり

 そして…。


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 街全体が世界遺産になっている「ストーンタウン」特有のぐねぐねした細い路地を走ること数分。
 着いたのがこの「ダウ・パレス・ホテル」でした。
 慌てて「地球の歩き方」を見ると、ちゃんと載ってます!!!!!(歓喜
 よかった、木賃宿とかじゃない……。

 しかも、ここのフロントのおっちゃんたちはとても気のいい人たちでした。
 聞くと、どうもさっきのホテルのオーナーの兄弟がやってるという、一種の系列ホテルのようです。
 じつは、この翌日に島内移動のためにクルマを先の旅行代理店で予約していたのですが、こうしてホテルを移ってしまったために、ドライバーとの待ち合わせ場所も変更しなければならず、もう一度旅行代理店に電話しようと思い、おっちゃんたちに「ダルエスサラームまで電話したいんだけど」と言うと、ホテルの電話は国際電話に対応してないからと言って、自分たちの携帯電話を貸してくれました。
 おっちゃんたち、ありがとうよ…。
 ちなみにこのホテルは、細い路地の奥にあり、入口だけ見るととても立派なホテルとは思えず、中に入ったらこんなに綺麗なのでビックリしてしまいました。


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 中にはこんな綺麗なプールもありました。


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 じつはこっちのホテルもかなり満室に近かったそうで、部屋はあまりよくなかったです。
 でもまあ、泊まれるところがあるだけありがたいありがたい。
 ただ、よくないと言っても、「地球の歩き方」でも高級ホテルに分類されてるだけあって、ちゃんとしてました。
 家具はすべてアンティークだそう。
 一階で工事中の音が結構うるさく、水回りも古めだったのが残念でしたが、それ以外はいいお部屋でした。


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 もうこの時点で夕方5時半くらいだったかな…。
 精神的に疲れ切り、また機内食を食べたきりで空腹だったので、ホテル内のレストランで夕食を済ませることにしました。
 本当なら、市内に出て食べようと思ってたんですが…。
 写真は、レストランの入口です。


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 メニューを見てカレーを頼みました。
 美味しかったです。
 長粒種の米が、一粒長さ1センチくらいあってびっくりしました。
 ここのレストランの人たちもみんな明るくていい人ばかりで、慰められました。
 翌日は、世界遺産の街「ストーンタウン」を半日観光して、午後からはザンジバル島内を移動してビーチのバンガローに移ります。
 今日観光できなかったぶん、明日はびっちり回ろうと思い、このままホテルから外に出ず、この夜は早めに就寝しました。


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 というわけで、翌日です!
 朝8時にホテルを出ると、地球の歩き方に載ってる地図とにらめっこでずんずん歩き始めました。
 ホテルから3分も歩くと、海岸に出ます。
 生まれて初めてインド洋を見ました。
 しかし、地球の歩き方によると、この近くに美味しいイタリア料理の店があると書いてあり、コーヒーで一服するのに最適とのことでしたが、辺りを何遍いったりきたりしてもそれらしい店がありません。
 近所のザンジバル人に聞いたら、「クローズ」と言われました。
 どうも潰れてしまったようです。


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 冲を見ると、「ダウ船」が走っているのが見えて感激しました。
 ザンジバルは、東アフリカ大陸のちょっと沖合にある島で、古来、アフリカとアラブをつなぐ貿易の中継点として繁栄してきたそう。
 ザンジバル人は、このちっぽけな船で、果ては中国まで遠洋貿易に行ったそうです。
 なんという浪漫!


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 「地球の歩き方」に観光ポイントとして出ている「旧英国領事館」ですが、これがまあ、びっくりするくらい有り難みのない建物でした(笑)。
 言われないと、単なるぼろいビルとしか思いません。
 築150年近い歴史的建造物だそうですが…。


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 旧英国領事館から3分も歩くと、ザンジバル・ストーンタウン最大の見所のひとつ、「オールド・アラブ砦」が見えてきました。
 現在はザンジバル人が統治するこのザンジバル島ですが、かつてはアラブ人が支配していた時期が長く、アラブ人のスルタンたちが島の守備のために建築したものが今に伝わっています。
 16世紀の建造だそうです。


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 砦の中は、公園として整備されていて、こんなステージもあります。


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 城好きには、いい眺めです(笑)。
 カッコイイ。


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 一角にはおみやげ屋さんが並んでいましたが、この日はガラガラでした。
 というか、砦にいた観光客はほとんどブログ主だけだった気が…。


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 地元のおばちゃんたちが、楽しそうに世間話しながら、休んでました。


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 砦の外壁の上に上がると、外の景色が見えましたが、もうすぐ側までゴミゴミしたストーンタウンの街が迫っています。
 正直、この「オールド・アラブ砦」も観光スポットとしてはしょぼくて、そんなに感激はしないんですが(笑)、ストーンタウンという街全体の中のワンスポットとして、ゴミゴミした街に飲み込まれそうになっているこの風情を楽しむものなのかもしれません。


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 ストーンタウンは1キロ四方程度の小さな街で、アラブ砦を出ると、もうすぐザンジバル市民の憩いの場でもある「フォロダニ公園」です。
 海辺に整備された綺麗な公園です。


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 でっかい木があるな~と思って、芝生の中に入ったら、掃除のおばちゃんに怒られてしまいました(笑)。


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 この公園には猫がいっぱいいました。
 その一匹。


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 公園のすぐそばが埠頭になっていて、船がいっぱい出入りしていました。
 海が綺麗でしょう~?


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 雰囲気がとてもよく、結構ここでのんびりして時間を潰しました。


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 なんの記念碑なんでしょうねこれ。


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 公園のすぐ隣にあるのが、この「驚嘆の家」(ザ・ハウス・オブ・ワンダー)です。
 17世紀にアラブ人のスルタンが建てた宮殿です。
 中は現在、博物館になっています。
 入ってみましょう~。


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 ここもお客はほとんどブログ主だけみたいな状態で、中は意外に暗いし、結構怖かったです(笑)。
 立派な階段を上がると、宮殿の上層階にも行けるようになってます。


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 3階まであがるとバルコニーになっていて、気持ちよい風が吹いてます。


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 バルコニーからは、ストーンタウンの全景も見えました。


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 さっきまでいたフォロダニ公園も見えます。
 写真で伝わるといいのですが、本当にザンジバルは陽光がきらめき、風は爽やか、とても気持ちが明るくなるところでした。


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 「驚嘆の家」の中の博物館には、このように昔の「ダウ船」なども展示されています。
 歴史ものだから古いのはしょうがないんですが、ちょっとこれがボロすぎて幽霊船みたいになっていて、正直怖かったです(笑)。


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 「驚嘆の家」からまた数分歩くと、今度は「パレス博物館」があります。
 建物の外観を撮影し忘れたので、看板で代用です(汗)。


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 パレス博物館には、スルタンたちの暮らした贅沢な調度品や肖像画などが展示されています。


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 スルタンたちは、奴隷貿易で莫大な利益を得ていたそう。
 当時の豪奢な暮らしがしのばれます。


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 イスラムらしい幾何学模様で飾られた博物館内部です。


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 17世紀にこの暮らしをしていたのはすごいですね。
 奴隷貿易って儲かるんだなぁ。


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 パレス博物館を出て、さらに海沿いを歩いて行きます。
 ストーンタウンという街は、全体が大きな三角形をしていますが、その外側をずーっと歩いてきてる感じです。
 木陰には仕事を休む人たちがいっぱいです(暑いので)。


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 カラフルな外観が印象的な「ストーンタウン文化センター」です。
 中にも入れますが、時間があまりなかったので割愛しました。
 以前はインド人のお金持ちが住んでいた邸宅だそう。


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 あまり高層建築がないザンジバルの町並み。


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 さらにずんずんと15分くらい歩くと、マーケットに出ました。
 ザンジバルの人たちは、だいたいここで食料とかを買い込むそうです。


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 大勢の人で賑わってます。


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 これは魚の干物のようでした。


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 トマトが山積み。
 この鮮やかな色を見た時、なんだか遠くへ来たなぁと思いました。


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 これは何の果物でしょうね??


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 こっちも果物屋さんです。


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 電化製品を売る雑貨屋さんもありました。
 ご覧の通り、売る人も買う人もみんなムスリムです。


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 さて、今の「マーケット」までは、三角形をしているストーンタウンの周辺部をぐるっと回ってきた感じでしたが、マーケットのある場所から三角形の中にぐいっと入っていくと、ザンジバルで一番大きなキリスト教会である「大聖堂」があります。
 ここはかつて奴隷市場だった場所で、19世紀に奴隷貿易が廃止されると、その跡地に犠牲者を慰めるために建立されました。
 東アフリカ大陸で捉えられたアフリカ人は、ザンジバルのこの場所に送られて、ここからヨーロッパやアラブに奴隷として売られていったそうです。
 本によると、9千万人近くが奴隷として売られ、その8割は航海中に亡くなったそう。


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 大聖堂の庭には、スウェーデン人の彫刻家の手による奴隷たちの象があります。


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 アメリカ人とおぼしき観光客が、熱心に見ていました。


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 そして、大聖堂の前の庭には、こんなものが!
 「世界人類が平和になりますように」――、まさかタンザニアのザンジバルまで来て、これを目にするとは(笑)。


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 大聖堂の中は、意外に小さいです。
 ひんやりとして厳粛な雰囲気でした。


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 聖堂内には、奴隷貿易撲滅に生涯を捧げたというイギリス人水夫を偲んで、彼にちなんだステンドグラスがはめられています。


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 祭壇のまわりには、美しい銅のレリーフが飾られていました。
 キリスト教の聖人の像のようです。


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 番人のおばちゃんは疲れたのかぐーぐー寝てました。
 のどかです(笑)。


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 庭にはこの黄色い花がいっぱいに咲いてました。
 何の花だろう。
 南国っぽくて印象に残ってます。


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 教会横の建物の地下には、奴隷が入れられた牢獄跡が残ってます。
 入ってみましたが、天井が低く立ってられませんし、蒸し暑くて死にそうでした。


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 教会でも猫を発見!


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 さて…。
 三角形をしているストーンタウンの「中」に入ったと先ほど書きましたが、三角形の周縁部を回るのはラクチンですが、この内部はぐねぐねした細い路地が続き、わずか1キロ四方とはいえ、完全に迷宮のようになっています。
 大聖堂を出て、「よし! ストーンタウンを探検だ! こっからホテルまで歩いて帰ろう」と思ったブログ主でしたが、これがまあ完全に道に迷いました(笑)。
 いくら地図とにらめっこしても、自分の現在地がまったくわからないんです。


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 そんなに治安は悪くないようですが、どうですか、この路地を1人でずんずん歩いて行くのはなかなか勇気がいると思いませんか?(笑)
 アジアもそうですが、路地には何をしてるのかよくわからない人がたくさんぶらぶらしてるんですよね。
 やっぱり結構緊張します。


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 完全に迷いながら歩いていると、小学校がありました。
 ちょうど下校時刻らしく、たくさんのちびっ子が出てきてました。
 このへんで、「こりゃだめだ」と思い、もと来た道を戻ろうとしたんですが、さらに迷いました。


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 迷い迷って、どんどんと奥に。
 異国の街をひとり。


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 ずんずん歩くと、ようやく地球の歩き方の地図に出ているランドマークを見付けて、現在地を把握できました(ほっ
 そのすぐ側に、回りたいと思っていたスポットがあるのに気づき、やってきましたのがこちら。
 「からゆきさんの家」と「ジャパニーズ・バー」跡です。

 なんとこのアフリカの島国ザンジバルには、すでに1894年に日本人が来ていました。
 日本から海外へ売春のために売られた女性たちが、この家に住んでいたそうです。
 そうした日本女性の別称が「からゆきさん」です。
 もう120年前のことですね。
 さすがに、こんな遠い土地で身体を売っていた日本女性がここに住んでたと聞くと、どんな気持ちだったのかしらと思ってしまいますが、「地球の歩き方」の解説によると、からゆきさんたちは気さくで友好的で、ザンジバルではとても愛されたとのこと。
 もちろんその裏には苦悩もあったと思いますが…。
 からゆきさんたちは、50年ほど前まで実際にここに住んでいたそうです。


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 からゆきさんの家を後にすると、もうお昼近くでした。
 ホテルに戻らねばいけませんが、最後にストーンタウンのど真ん中にある「ローマ・カトリック教会」を見ておこうと思い、地図とにらめっこで歩き始めましたが、ここでまた迷いました(笑)。
 ほんっっとーーーにわかりにくいんですよ!
 ところが、地図を片手にうろうろしていると、1人の兄ちゃんが声をかけてきました。
 どうも案内してやると言っているようです。
 普段はこういう誘いは突っぱねるブログ主ですが、この時はどうにもならなかったので、とりあえず誘いに乗ってみることにしました。


P6291799.jpg 
 で、兄ちゃんに「教会に行きたい」というと、ちゃんと連れていってくれました(笑)。
 しきりに、「いいレストランがある」と言ってくるのが面倒くさかったんですが、どうもタダのポン引きというか、この日本人をレストランに連れていければ紹介料もらえるんじゃ…ぐらいのライトな(?)目的だったようで、教会の中も案内してくれて、その後はホテルまでブログ主を連れ帰ってくれたのでした。
 うむ。
 今回の旅で感じましたが、ザンジバルの人はいいヤツばっかりだな!!!!!!(安直
 さすがにそこで別れたら悪いので、チップとして少しお金を渡して、「サンキュー!」と言い合って別れました。
 ありがとよ、兄ちゃん…。
 あ、教会自体はあんまり見るところがなかったです(笑)。


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 ホテルに戻ったら、ビーチバンガローへ向かう車が来るまでまだ時間があったので、ホテルの近くをもう一度ぷらぷら歩きました。
 これは郵便局だそう。


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 よさげなカフェを見付けたので、入ってみました。
 そういえばメシ食ってなかったので、ここでご飯食べようかなと。


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 たしかパスタか何かを頼んだ記憶がありますが…。
 これは食後に頼んだケーキです。
 くっっっっっそ甘かったです(笑)。
 シフォンケーキみたいなのに、黒糖系のソースがたっぷりびちゃびちゃにかかってます。


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 お土産も買っておこうと思い、ホテルの近くのショップに。
 オシャレですね~。
 ここで友達用にでっかいスプーンとかしおり、ハンカチとか買いました。


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 ホテルに戻ると、これから島北部のヌングイというビーチまでブログ主を連れて行ってくれるドライバーがすでに来て待っててくれました。
 このドライバーのおっちゃんもとてもいい人で、1時間ほどの道中、英語でいろいろな話をしてくれて楽しかったです。
 これから向かうヌングイは、インド洋に浮かぶザンジバル島でもまだあまり開発が進んでいないビーチリゾートで、ブログ主は海辺のバンガローを2泊予約してあります。
 何もかも忘れてのんびりするつもりです。
 では、出発!


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 ヌングイは車で1時間ほどの距離にありますが、だいたい30分はこの舗装された道で、残り30分が未舗装の道という感じでした。


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 ドライバーのおっちゃんとは本当にいろいろ話をしました。
 その中で、おっちゃんが見せてくれたのがこの表で、ふだんはタクシー運転手をしてるこのおっちゃんの商売道具だそうです。
 ストーンタウンから、ザンジバル島内各地へのだいたいの距離が書いてあり、これで料金を計算するんだとおっちゃんは言ってました。
 ヌングイは左側の上から10番目に書いてあって「59キロ」ってありますね。
 他におっちゃんとは、タンザニアは日本車ばかりで韓国車は少ないこととか、好きなサッカーチームはマンチェスターユナイテッドだとか、ザンジバルのムスリムとキリスト教徒は仲が良く何の問題も起きてないこととか、道中で見かけた結婚式のこととか、道端に立ってる家はだいたい1万ドルで建てられるとか、いろいろ話しました。
 お互いカタコトなので、「イエスイエス!」の連発ばかりで、本当におっちゃんの話を理解できてたのかはまったく自信ないですが(笑)。


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 走ること1時間。
 ついにヌングイに到着です。
 一応、街らしき集落はあり、ひなびた漁村&観光地という感じの街でした。
 崩れた家の間を車が入っていき、「おいおい、本当にこんなところにホテルがあるのか…」と思いましたが、そのどん詰まりのところにありました(笑)。
 これがバンガローホテルのメイン棟の外観です。
 ロビーに入ってチェックインすると、なんかアメリカの60年代のヒッピーみたいな人がいて、「えっ」と思いましたが、どうもこの人がオーナーだったっぽいです(笑)。


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 ブログ主の部屋は「キドゥデ」という名前でした。
 意味は……なんか説明してくれたんですが、英語がまったくわからず!


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 部屋に入ったら、清潔でエアコンも効いてて広くて言うことなし! でした。
 前日にホテルで大苦労しただけに、本当にホッとして、嬉しかったです。
 予約の段階で何度も「シービューですよね」と確認して取ったこだわりのお部屋だったんですが……。


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 部屋のバルコニーに出たら、目の前にこの景色が広がってました!
 やったーーーーーーー!!!!
 ここで2泊3日、何の予定も入れておらず、のんびりしますよ!
 海の色が本当に綺麗で、一生忘れないと思いました。

 ――というところで、旅行記第6回終了です~。
 たぶん次回で終わると思います。
 このバンガローでは本当にのんびりしただけで、特に何もなかったので、そんなに書くこともないですし(笑)。
 それにしても、また行きたいなぁと思ってしまいます。

 それでは今回もお読みいただいてありがとうございました!
 よかったら、また次回もよろしくお願いいたします~。



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Comments

「ザンジバルの娘子軍」 
というルポ本を読んだことあるです。

年をとって手間仕事をさせてもらったり物乞い同然?の暮らしをしていた元からゆきさんをマグロ漁で立ち寄った日本人に見つけられ、当時の政府に陳情して超法規措置で帰国させてもらえた・・・というもので
高齢であったこともあって帰国後まもなく亡くなられたとか。

半世紀以上も前に離れた日本、おそらく身寄りも知り合いもいない国に単身帰国した彼女の老後の孤独と
地球の裏側にまで売られ売られて流れ流れていった女性たちの足取り、
異国で生き抜いた逞しさ?などに思いを馳せました。


ザンジバルというとガンダムの巡洋艦?かなんかの方の印象が強かったアテシですが^^
気候もよさそうで美しい豊かな島っぽいことがちーけんさんの写真から伝わりました♪

レポートありがとうございました。


・・・ところでツイッターはアカ停止のまま?ですか??
 

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Lc.ツリーカテゴリー
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' + lc_cat_grSpan); } else { document.write('') } var lc_cat_subAr = lc_cat_subCatList[lc_cat_mainCatName]; var lc_cat_subArLen = lc_cat_subAr.length; for (var lc_cat_subCount = 0; lc_cat_subCount < lc_cat_subArLen; lc_cat_subCount++) { var lc_cat_subArObj = lc_cat_subAr[lc_cat_subCount]; var lc_cat_href = lc_cat_subArObj.href; var lc_cat_count = lc_cat_subArObj.count; var lc_cat_name = lc_cat_subArObj.name; var lc_cat_treePart = '
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Lc.ツリータグリスト
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