兵部省とは? わかりやすく解説

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つわもの‐の‐つかさ〔つはもの‐〕【兵省/司】

読み方:つわもののつかさ

ひょうぶしょう(兵部省)1

兵司後宮十二司の一。兵器のことをつかさどった


ひょうぶ‐しょう〔ヒヤウブシヤウ〕【兵部省】

読み方:ひょうぶしょう

律令制で、太政官(だいじょうかん)八省の一。諸国兵士軍旅兵馬城・兵器などに関することをつかさどったつわもののつかさ

明治2年(1869)に置かれ六省の一。同5年陸軍省海軍省となる。

兵部省の画像

兵部省

読み方:ヒョウブショウ(hyoubushou)

(1)古代律令制八省の一。
(1)明治初年中央官庁


兵部省

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 23:51 UTC 版)

平城宮 兵部省跡

兵部省(ひょうぶしょう、つわもののつかさ)とは、律令制下の八省の一つ。内外の武官人事考課、選叙(叙位及び任官)諸国の衛士の管理、武器の管理など、軍事防衛関連事項の一切を司る。令制では五司、後に一司(隼人司)を管掌する。しかし、鎌倉時代以降は、征夷大将軍に実権が移り、職務は限られた。

職員

兵部省の長官である兵部卿正四位下相当だが、大体公卿の兼官となっている。親王等の皇族がこの官職に就任することも多く、その場合その皇族兵部卿宮と呼ばれた。寛仁3年(1019年)に敦平親王大宰帥に遷された後の任命はなく、大治5年(1130年)には公卿が任官されている。14世紀守良親王邦省親王煕明親王・邦世親王の4名の皇族が任命されているが、いずれも一時的なものに終わり、公卿の官職として定着した[1]。ちなみに武家では戦国大名である大内義隆が唯一、兵部大輔から兵部卿にまで昇っている。

大輔以下の四等官の定員は以下のとおり

註:大輔・少輔には後に権官も設置された

任官者一覧

兵部少輔

氏名 在任期間 備考
源直 天安2年5月11日(858年6月15日) - ? 従五位下従五位上
のち参議

兵部省被官の官司

脚注

  1. ^ 松薗斉『王朝時代の実像15 中世の王家と宮家』(臨川書店、2023年) ISBN 978-4-653-04715-5 P141・144-145.

関連項目

外部リンク


兵部省 (律令制)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 17:11 UTC 版)

「兵部省」の記事における「兵部省 (律令制)」の解説

律令制下八省一つ。和名は「つわもののつかさ」。内外武官人事考課選叙叙位及び任官諸国衛士管理武器管理など、軍事防衛関連事項一切司る令制では五司、後に一司(隼人司)を管掌する。しかし、鎌倉時代以降は、征夷大将軍実権移り職務限られた

※この「兵部省 (律令制)」の解説は、「兵部省」の解説の一部です。
「兵部省 (律令制)」を含む「兵部省」の記事については、「兵部省」の概要を参照ください。

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