X1用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 05:52 UTC 版)
CZ-8CB01 V1.0 初代X1などデータレコーダ搭載モデルに標準添付。カセットテープ専用。 CZ-8RB01 V1.0 CZ-8CB01 V1.0をROMに納め、X1用の拡張ボードとしたもの。ROMのままメモリ空間に配置されるのではなく、あくまでもRAMに転送してから起動するが、カセットテープからBASICをロードする時間を省くことができる。 CZ-8FB01 V1.0 ディスクドライブ搭載機種に標準添付。CZ-8CB01 V1.0にフロッピーディスク関連の命令を追加したもの。フリーエリアが若干減少している。 CZ-8FB01 V2.0 X1F/Gのディスクドライブ搭載モデル及びtwinに標準添付。NEW BASICとも呼ばれる。X1turbo開発時に得たノウハウをフィードバックし、グラフィック描画速度を大幅に向上させ、漢字も扱いやすくなった。反面、削除された命令もあり、広く利用されたV1.0に対する互換性が低下したため、利用があまり進まなかった。 CZ-8CB01 V2.0 X1F/Gのデータレコーダ搭載モデルに標準添付。機能はCZ-8FB01 V2.0と同等だが、NEW ON命令で削除される命令セットがデータレコーダに合わせたものになっている点が異なる。 CZ-8FB02 X1turboシリーズ(model10を除く)に標準添付。turbo BASICとも呼ばれる。400ライン表示などのX1turboのハードをサポートし、グラフィック描画速度も改善、全角文字を半角英数字と同等に扱えるようになった。CZ-8CB01/8RB01/8FB01 V1.0に対する上位互換性は良好だが、BIOS ROMをコールするオーバーヘッドのため、全体的な速度はCZ-8CB01/8RB01/8FB01より遅い。 CZ-8CB02 CZ-8FB02のテープ版。X1turbo model10に標準添付されたもので、単体での販売はされていない。テープ版でありながら機能はフロッピーディスク版と同等であり、ハードウェアを増設すればそのままフロッピーディスクドライブ、拡張GRAM、シリアルマウスI/Fの操作も可能。 CZ-8FB03 X1turboZII・ZIIIに標準添付。New Z-BASICとも呼ばれる。X1turboシリーズおよびX1turboZでは、単体販売されたNew Z-BASICに同梱されているバンクメモリボードを増設することにより対応する。バンクメモリを使用して、FM音源とアナロググラフィック機能をサポートした。変数領域をバンクメモリに配置することでフリーエリアを広げることができるが、バンクメモリを切り替えるオーバーヘッドのため、CZ-8FB02/8CB02よりさらに遅くなっている。
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