Feasibilityとは？ わかりやすく解説

別表記：フィジビリティ

「feasibility」とは、実行できること・実行可能性のことを意味する英語表現である。

「feasibility」とは・「feasibility」の意味

「feasibility」とは、実行可能性や実現可能性の意味を持つ表現である。名詞として使われ、複数形を表す際には、語尾のyをiesに変化させ、feasibilitiesにする。

「feasibility」の発音・読み方

「feasibility」はフィジビリティと読む。発音記号は米国英語で「fìːzəbíləṭi」であり、音節は「fea・si・bil・i・ty」である。

「feasibility」の覚え方・コアイメージ

「feasibility」のコアイメージは「実行可能なこと」である。「feasibility」は「facio（実行）」「-able（できる）」「-ity（状態や性質を表す）」から成り立っており、それぞれの意味を理解することによって、「feasibility」が覚えやすくなる。

「feasibility」の語源・由来

「feasibility」は印欧語根の「置く」を意味する「dheh-」が語源とされており、ラテン語で「行う」を意味する「facio」になり、古期フランス語で「行う」を意味する「fere」と「～が可能な」という意味を持つ「‐able」を合わせて変化させ、「実行可能な」という意味を持つ「fesable」とし、英語の「-ity」と合わせることによって、「feasibility」になったとされている。

「feasibility」の対義語・反対語

「feasibility」の対義語や反対語として、以下のものが挙げられる。
・impossible（不可能）
・infeasible（実行不可能な）
・hopeless（絶望的な）
・inappropriate（不適当な）

「feasibility」を含む英熟語・英語表現

「Lack feasibility」とは

「Lack feasibility」とは、「実現することが難しい」と訳すことができる。「feasibility」は実現可能性を意味しており、「lack」は「欠けている」という意味を持つ。「実現可能性に欠ける」と訳すことができるため、「実現することが難しい」という訳にすることができる。

「feasibility」を含む様々な用語の解説

「Feasibility study」とは

「Feasibility study」とは、ビジネス用語で、事業やプロジェクトの計画実現性を評価する方法のことを指す言葉である。実行可能性調査や成立可能性分析とも呼ばれている。新しい事業やプロジェクトを始める時に、成功するかどうかを客観的に見ることによって、リスク回避につなげることができる。同時に、問題や課題を発見することもできるため、新しい可能性を見つけることも可能である。市場の動向や時代の流れだけではなく、社会情勢や政治方面など、多方面から様々な視点でもって検証することにより、実現可能性をより高めることができるとされている。

「Feasibility study」の進め方として、課題を明確にするところから始まり、要求事項のリスト化や、代替案の明確化を行い、結果を評価するといった流れで行う。課題の明確化は、事業やプロジェクトの業界や市場での課題や、技術面や運用面での「現時点での課題」と「将来、考えられる課題」を明確にすることである。これを行うことによって、具体的な解決策を考えることができる。

要求事項のリスト化とは、プロジェクトのために必要とされる設備や資材、人員、システム、予算など、様々な要求事項をリストアップしておくことによって、可視化することである。必要と考えられる事項を可視化することにより、具体的な数値を見ることができ、現状との比較を見ることもできる。

代替案の明確化は、最初の課題の明確化で出た案についての代替案のことである。実際に事業やプロジェクトを進めていくと、当初考えていた課題とは違う課題が出ることや、予定していた解決案では不足することも珍しくないため、そのようなケースを想定して、いくつかの代替案を用意しておくことが重要である。予定通りに進めることだけが重要なのではなく、状況に応じて臨機応変に変化させていく柔軟性も重要である。

最後に結果の評価を行う。最初に決めておいた評価点に基づき、実現可能性を評価する。「Feasibility study」の価値は、新規事業におけるリスクを回避することではなく、リスクの向こう側にある利益を獲得できるかどうかを評価するところにある。それに伴って、事業およびプロジェクトを行うことにより、どのような影響があるのかも考えなければならない。多少リスクがあったとしても、自社にとっての利益や有益であると判断できれば進めることができるし、反対に期待ほどの成果が出せなさそうと判断できれば中止するということもある。これらを総合して考えることができるのが、「Feasibility study」である。

「feasibility」の使い方・例文

「feasibility」を使った例文として、以下が挙げられる。
・No need to consider feasibility.（実現可能性を考慮する必要はない）
・A feasibility study is important for launching a new business.（新規事業の立ち上げには実行可能性調査が重要である）
・Not feasible with that content.（あの内容では実現不可能だ）