2017年型(L7)
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「スズキ・GSX-R1000」の記事における「2017年型(L7)」の解説
2017年にK9以来、8年振りとなる6回目のフルモデルチェンジが行われた。このモデルは通常・ABS・R の3仕様となる。 車体は空気抵抗を抑えるためカウルとともに全面改良され、エンジンは回転の遠心力を利用した可変バルブ機構であるSR-VVTを採用し圧縮比をさらに13.2:1へと引き上げた。この圧縮比の値は少し前の鈴鹿8耐レーサーマシンやスペシャルチューンのレーシングエンジン並の値である。 電子制御を行なうIMUを搭載しており、ABS・R 仕様はABSと連動して車体をコントロールする機能も追加させている。また全仕様に10段階で選べるトラクションコントロールシステムも搭載している。 また、前モデルに引き続きブレンボ製のモノブロックキャリパーを標準装備している。ブレーキローターは320 mmに大径化し、ブレンボ製フルフローティングローターに変更。制動力と放熱性を高めた。スズキ独自のブレンボTドライブとローターピンを交互に組み合わせた独特なブレーキディスクとなっている。 ミッションも大幅なバージョンアップがなされ、久方振りにカセットトランスミッションに変更された。カセットミッションはエンジンを割らなくてもミッションにアクセスできる為、コース毎のギアレシオ変更を容易にしている。 なお R 仕様にはローンチコントロールスイッチ、クイックシフトシステム、ショーワ製バランスフリーサスペンションなどが追加装備されている。
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