ヴァーレン:2つの前奏曲
スクリャービン(スクリアビン):2つの前奏曲
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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スクリャービン(スクリアビン):2つの前奏曲 | 2 Preludes Op.27 | 作曲年: 1900年 出版年: 1901年 初版出版地/出版社: Belaïev |
作品解説
1900年、スクリャービンが27歳の時に作曲された。楽譜は翌年に出版されている。
第1曲目 ト短調 8分の9拍子 パテティーコ(感傷的に)
フランスの6度の和音が多用されている。オクターヴを主体とした左手は、クライマックスで連打となる。メロディーは、全体的に息の長いものとなっている。
第2曲目 ロ長調 4分の3拍子 アンダンテ
前の曲に引き続き、息の長いメロディーが歌い上げられる。左手はタイや付点のリズムで音価を変化させながら音階的な音の動きを進めていく。
スクリャービン(スクリアビン):2つの前奏曲
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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スクリャービン(スクリアビン):2つの前奏曲 | 2 Preludes Op.67 | 作曲年: 1912-13年 出版年: 1913年 初版出版地/出版社: Jurgenson |
作品解説
1912年からその翌年にかけて作曲された。楽譜は1913年に出版されている。
第1曲目 8分の5拍子 アンダンテ
この曲の上声は半音階的な音の動きを多用し、それを支える和音の低音には増4度が連続して響く。そのため、不気味な雰囲気が色濃く行き渡った曲となっている。
第2曲目 8分の4拍子 プレスト
この曲は、メシアンの「移調の限られた旋法」の第2番に近い音の構成に基づいている。右手の8分音符の重音に対して、左手が一貫して16分音符による3連音符をあてがう。
2つの前奏曲
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