あぶ‐かざんぐん〔‐クワザングン〕【阿武火山群】
阿武火山群(山口県)
112m 緯度34度26分58度 経度131度24分06秒 (笠山) (世界測地系)
概 要
阿武火山群は、山口県北西部の萩市、阿武町、阿東町に分布する40あまりの火山体から構成されている。阿武火山群の活動は、約200万年前~150万年前の前期と約80万年前以降の後期に区分される。前期の活動は溶岩台地を形成したアルカリ玄武岩の活動である。後期の活動では、アルカリ玄武岩の溶岩台地、川を流れ下った溶岩流、スコリア丘を形成した。約40万年前からはじまったカルクアルカリ安山岩~デイサイトの活動は、溶岩台地(溶岩平頂丘)を形成した(角縁・永尾,1993)。
最近1万年間の火山活動
最新の噴火は、萩市の笠山で起こった。約11000年前には玄武岩質安山岩の溶岩台地が形成され、約8800年前には宇生賀(うぶか)溶岩流が流出、3000年前にはストロンボリ式噴火でスコリア丘が形成された(永尾・半田,1985,永尾ほか,2001)。火山活動の記録
阿武火山群
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