閉鎖性
閉鎖性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 22:53 UTC 版)
記者クラブは前述の通り、大手メディアが組織している。従って会員制と言えるが、大手以外のジャーナリストなどの入会は難しい[要出典]。日本新聞協会は入会資格を「公権力の行使を監視するとともに、公的機関に真の情報公開を求めていく社会的責務」「報道という公共的な目的を共有」「記者クラブの運営に、一定の責任」「最も重要なのは、報道倫理の厳守」と説明している。 実際に入会審査するのは各記者クラブだが、審査過程は不透明で、加盟社が1社でも反対すれば入会は認められず、新規参入が事実上阻害されている[要出典]。外国メディアへの対応もこれと同じで、入会を巡って激しい交渉が行われた(詳細は外国人記者を参照)。クラブのその排他性から「情報カルテル」「談合」「護送船団方式」と表現されることもある。取材源側が親睦団体の建前を利用し、「官報接待」などを行うことも多々[独自研究?]ある。 入会を希望するジャーナリストの中には、クラブの一員になりたいのではなく、記者会見で取材がしたいだけという者もおり、記者クラブに代わる認定制度・会見制度を求める意見がある[要出典]。 これまでOECDや欧州議会、ニューヨーク・タイムズが記者クラブの閉鎖性を指摘しているが、一貫して大手メディアは記者クラブに関する事柄を報道しないため[要検証 – ノート]、日本国民が記者クラブの持つ閉鎖性を知る機会が限られてしまっている。 また、張り込み中は部外者からの質問に答えないなどの問題も多い[要出典]。
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