長沖渉
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長沖 渉(ながおき わたる、1951年10月17日 - )は、日本のテレビドラマ演出家、脚本家。元大阪芸術大学放送学科教授。
人物・略歴
大阪府出身。父は、吉本興業の文芸部長を務めた漫才作家・脚本家で後に帝塚山学院短期大学の学長にもなった長沖一。
大阪府立阿倍野高等学校を経て、1976年に立命館大学文学部(専攻は西洋史)を卒業。同年、NHKに入局[1]。
1996年の『ふたりっ子』など、大阪放送局制作の連続テレビ小説を中心に、多くのドラマ作品の演出を手がけた。
2009年からはフリーの演出家に転向、2010年の朝日放送『夏子と天才詐欺師たち』で初めて民放ドラマの演出を手がけた[2]。
2012年の東海テレビ『鈴子の恋 ミヤコ蝶々女の一代記』(大石静との共同執筆)で脚本家としてもデビュー[3]。
2013年より2018年まで、大阪芸術大学放送学科の教授として教鞭を執る。
演出
NHK 連続テレビ小説
※はチーフディレクター
- 大阪放送局
- 「心はいつもラムネ色」(1984年) 演出助手
- 「都の風」(1986年)
- 「ぴあの」(1994年)
- 「走らんか!」(1995年)
- 「ふたりっ子」(1996年)※
- 「オードリー」(2000年)※
- 「だんだん」(2008年)※
- 東京放送センター
NHK その他のドラマ
- 銀河テレビ小説 「おとんぼ」(1987年)
- 「天下茶屋のハッちゃん」(1988年11月17日)
- 「大大阪の夢:関一物語」(1989年)
- 「天下茶屋のハッちゃん:初恋編」(1989年7月29日)
- 「幸福な市民」(1989年11月4日)
- 「ちりめんじゃこの詩」(1991年)
- 金曜時代劇 「腕におぼえあり2」(1992年)
- 金曜時代劇 「腕におぼえあり3」(1993年)
- ドラマ新銀河 「この指とまれ!!」(1995年)
- ドラマ新銀河 「この指とまれ2」(1997年)
- 水曜ドラマの花束 「ふたつの愛」(1998年)
- NHKドラマ館 「終のすみか」(1999年10月16日)
- 月曜ドラマ 東野圭吾ミステリー「悪意」(2001年)
- ハイビジョンサスペンス 「強行犯捜査第七係」(2002年6月29日)
- ハイビジョンドラマ 「われ、晩節を汚さず~新夫婦善哉~」(2003年1月25日)
- 金曜時代劇 「柳生十兵衛七番勝負」(2005年)
- 土曜ドラマ「氷壁」(2006年)
フリー後
脚本
- 「鈴子の恋 ミヤコ蝶々女の一代記」(2012年、東海テレビ) 大石静と共同執筆
関連人物
- 長沖一
- 大石静 - 「ふたりっ子」「ふたつの愛」「終のすみか」「オードリー」「夏子と天才詐欺師たち」「鈴子の恋 ミヤコ蝶々女の一代記」
- 藤山直美 - 「天下茶屋のハッちゃん」「この指とまれ!!」「オードリー」「夏子と天才詐欺師たち」等
- 三倉茉奈 - 「ふたりっ子」「この指とまれ2」「だんだん」「赤い糸の女」
- 三倉佳奈 - 「ふたりっ子」「この指とまれ2」「だんだん」「鈴子の恋 ミヤコ蝶々女の一代記」
脚注
外部リンク
- ノート株式会社 プロフィール(旧)
- テレビドラマデータベース・長沖渉
- 長沖渉 (wataru.nagaoki) - Facebook
固有名詞の分類
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