しゅ‐ろう【▽鐘楼】
しょう‐ろう【鐘楼】
鐘楼
鐘楼(ピサの斜塔)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 07:06 UTC 版)
「ピサのドゥオモ広場」の記事における「鐘楼(ピサの斜塔)」の解説
詳細は「ピサの斜塔」を参照 円筒形の8階建てで、階段は296段(※294段という説も)ある。高さは55m。円筒形の外径は約20m、内径は約4.5m。建物全体の総重量は、14,453t (推定)。 1173年8月9日に着工、幾度もの工事中断、1372年に完成、と非常に長い期間に渡って建築工事が行われた。工事が長引いた原因は、着工直後から始まった塔の傾きである。このため、塔は本来100m以上の高さを予定されていたが、約半分の高さでの完成を余儀なくされたといわれている。アルノ川が運んできた砂が含まれていたため、建物の基礎を深く作るには地盤が弱過ぎた事が、傾きが生じた主な原因とされている。塔は現在、中心線から南に向って約4m 、角度にして約3.99度傾いている。(工事前は5度) 16世紀に、ガリレオ・ガリレイによる落下の実験が行われたという伝説が残っているが、ガリレオがピサで実験を行った事実は無いとされている。 設計者は未だ分かっておらず、現在論争中。ボンナーノ・ピサーノ説が通説であるが、近年の研究では、ディオティ・サルヴィ説が有力。 近年傾斜の増加が著しくなったため、1990年に一時立ち入り禁止となった。そして2001年12月、10年間にわたる傾斜防止作業が終了し、一般公開を再開した。
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