金子一馬画集
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新紀元社より、金子一馬の集大成画集として全10巻の『金子一馬画集』シリーズが2004年より発売。発表当初は3ヶ月に1冊ほどの割合でのリリース予定だったが、ヘキサクローム印刷という6色のインクを使った印刷技法を使っており、通常の4色印刷に比べ試し刷りに時間がかかるため、当初の予定より遅れてリリースされているという会社側の説明だが、2年に1冊という極めて遅いペースでの発売となっており、第4巻の発売までには9年も経過している。悪魔の解説文は主に健部伸明が担当。 金子一馬画集I(2004年12月 ISBN 4775303155) SFC版・PCエンジン版の『真・女神転生』の初期イラストを含む合計215点のキャラクターデザインを収録。全て手描きのマーカー彩色。 色違いの悪魔で個別のイラストが存在しないものは収録されていない(例えばワーキャットは収録されているが、色違いのネコマタはデザイン画がないため収録されていない)。 『真・女神転生』の悪魔デザインはオーディンやベリス、アスラ王など数多くが後の女神転生シリーズでも用いられ、CG彩色された一部の原画を『デビルサマナー』や『ペルソナ3』などで使用している。 表紙は「進軍」と題された、ルシファーやバエル、オロバスなどの魔王や堕天使の軍団が描かれた描き下ろしイラスト。 金子一馬画集II(2006年5月 ISBN 4775303503) SFC版『真・女神転生II』の230点余りのキャラクターデザインを収録。こちらもマーカー彩色。画集Iで批判が多かったため、CGによるデザイン画は一切含まれていないという注意書きが帯に印刷されている。 『真・女神転生II』に登場する悪魔でもオベロンやケルベロスなど前作に登場し、画集Iに収録されているものは重複して収録されていない(前作に登場した悪魔でも、バエルやヴァンパイアなどデザインが変更され、イラストが起こされたものは収録されている)。 表紙は「降臨」と題されたサタンやカマエル、ラグエルなど大天使たちが描かれた描き下ろしイラスト。 金子一馬画集III(2008年2月29日 ISBN 9784775306093) 『真・女神転生III-NOCTURNE、マニアクス』・『真・女神転生NINE』・PS版の『真・女神転生』と『真・女神転生II』のキャラクターデザイン約150点を収録。全てCG彩色。 表紙は人修羅やトール、エンジェル、オニなどが登場する描き下ろしイラスト。 金子一馬画集IV(2017年6月17日 ISBN 4775314653) 『真・女神転生デビルサマナー』の原画から約半数を収録。 表紙はヴィシュヌ、ガルガンチュアX、ネコショウグンなど既存の悪魔デザインの集合絵であり、以降の画集の表紙は既存デザインの集合絵となっている。 金子一馬画集V(2017年8月30日 ISBN 4775315323) 画集IVで収録されなかった『真・女神転生デビルサマナー』の残りの原画を収録。 表紙はガシャドクロ、アルラウネ、チェルノボグなど既存の悪魔デザインの集合絵。 金子一馬画集VI(2018年11月23日 ISBN 4775316400) 『デビルサマナー ソウルハッカーズ』の原画から約半数を収録。 表紙はマサカド、ヨシツネ、ロンギヌスなど既存の悪魔デザインの集合絵。 金子一馬画集VII(2018年11月23日 ISBN 4775316419) 画集VIで収録されなかった『デビルサマナー ソウルハッカーズ』の残りの原画を収録。 表紙はマニトゥ、ティアマト、エリカなど同作のボス悪魔デザインの集合絵。 金子一馬画集VIII(2019年11月29日 ISBN 4775317490) 『女神異聞録ペルソナ』・『ペルソナ2罪』・『ペルソナ2罰』の原画を収録。 表紙はアポロ、ヴィーナス、ルシファーなど既存のペルソナデザインの集合絵。 金子一馬画集IX(2020年10月3日 ISBN 4775317776) 『デビルサマナー 葛葉ライドウ』・『DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー』・『魔剣X』他の原画を収録。 表紙は葛葉ライドウ・サーフ・相模桂など既存の主人公デザインの集合絵。 金子一馬画集X(2021年7月30日発売予定 ISBN 4775319345) 『真・女神転生』シリーズ・『デビルサマナー』シリーズなどのゲームパッケージや説明書用に書き下ろしたイラストを収録。 表紙はジャックフロストの一枚絵のみ。
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