通信局
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「ワシントン山 (ニューハンプシャー州)」の記事における「通信局」の解説
1937年、ワシントン山頂にエドウィン・H・アームストロングがFM放送局を建設した。この局は維持コストが嵩んだために1948年に閉鎖された。1954年、メイン州ポーランドスプリングで免許を得たWMTW、8チャンネルがテレビ塔と送信機を設置した。今は引退した送信技師マーティ・エングストロムによる天気予報など、2002年までこの山頂からの放送を継続していた。 1958年からはWMTW-FM 94.9MHzがFM放送を流し、1976年にはWHOMとなった。WHOMとWMTW-TVは送信塔ビルを共有しており、その中には山に電力を送る発電機もあった。2003年2月9日の火事で送信塔ビルと発電機が焼けた。当時はまだWHOMの送信機があった。WHOMはその後新しい送信塔ビルを古い発電ビルの場所に建設し、アームストロング塔には新しいスタンバイ・アンテナを付けた。アームストロング塔が放送用に使われたのは1948年以来のことだった。 1987年、WHOMとWMTWが合同で、別の塔にWMOU-FMの放送を始めた。ニューイングランド放送の所有者かつ社長スティーブ・パウェルが、他の施設よりも高いWZPK用塔を建設させた。ミシシッピ川以東、両カロライナ州以北では最も高い地点となった。WMOU-FM転じてWPKQの通信塔はヤンキー・ビルの背後にある。ワシントン山の厳しい気象に対応するために、WHOM と WPKQは特別に設計されたFMアンテナを使い、メイン州ブリッジトンのシブリー・ラブスが製造した円筒形レドームに収められている。 メイン州グレイのアメリカ国立気象局予報事務所がワシントン山頂で、NOAA気象ラジオ局KZZ41、162.5 mHz を運営している。アメリカ合衆国北東部の最高地点にあることと、使用する周波数帯で、かなり遠い場所からも聴取できる。バーモント州北西部(バージェンヌ)、メイン州西部の大半、マサチューセッツ州北部(ドラカットとソールズベリー)でも聴取されている。アメリカ国立気象局の公式マップに基づけば、ニューハンプシャー州の大半、メイン州西部、バーモント州北東部、カナダの南部でもはっきりと聞き取れる。条件が良ければ、マサチューセッツ州北部の大半(ボストン大都市圏の北部とノースショアの多く)、バーモント州とメイン州の大半まで届く可能性がある。 2008年、ワシントン山にテレビ局が戻ってくる可能性が出てきた。ニューハンプシャー州公共テレビが現在のリトルトンに近い場所から、ワシントン山旧WMTWの場所に移転する申請を行った。
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