近赤外分光器 (NIRS)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 01:00 UTC 版)
「はやぶさ (探査機)」の記事における「近赤外分光器 (NIRS)」の解説
0.8 - 2.1μmの近赤外線領域を測定する分光器である。InGaAs素子による64画素が1列に並んだ光学的な検出器である。視野角0.1度×0.1度で取り込んだ検出光を、透過型回折格子によって波長ごとに分散させ、0.8 - 2.1μmの領域を64バンドで光量を検出する。イトカワを構成する岩石などの組成を知るために、太陽からの反射光を小惑星の表面で測定し、主にケイ酸塩鉱物による吸収スペクトル線を知ることで、組成に関する情報を得るものである。AMICAの可視光領域の情報と合わせれば、より詳細な鉱物組成が推定できる。NIRSとXRSはコントローラと電源を共有している。
※この「近赤外分光器 (NIRS)」の解説は、「はやぶさ (探査機)」の解説の一部です。
「近赤外分光器 (NIRS)」を含む「はやぶさ (探査機)」の記事については、「はやぶさ (探査機)」の概要を参照ください。
- 近赤外分光器のページへのリンク