輸入品とは? わかりやすく解説

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ゆにゅう‐ひん〔ユニフ‐〕【輸入品】

読み方:ゆにゅうひん

外国から輸入した物品

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輸入品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/17 18:04 UTC 版)

K.F.C. (散弾銃)」の記事における「輸入品」の解説

大正3年(1914年)レミントン猟銃 - 自社製の村田猟銃グリ猟銃、上捻式猟銃などと共に記述見られるレミントン猟銃よりも2倍弱高価な新型レミントン猟銃なるモデル併売されており、共に12番16番20番24番28番30番36番40番の8種類口径販売されていたというが、同時期の米レミントン散弾銃該当するモデル存在しないため、詳細不明大正15年(1926年)頃散弾銃ブローニング・オート5(米国) - ジョン・ブローニング率いブローニング・アームズ開発しベルギーFN製造担当していた自動5連散弾銃日本向け仕様には銃身側面に「Made Specifically To The Order Of The Kawaguchiya Firearms Co. Japan.」と打刻され、K.F.C.の要望により特別に誂えられたものであることが明記されていたという。 バーミンガム・スモール・アームズ(英国) - 主に二重止め無鶏頭ボックスロック水平二連供給高級モデルではエジェクター付きである事をセールスポイントとしていた。 ウィリアム・アンド・サン(英国) - 主に横栓三重止め無鶏頭水平二連供給高級モデルにはエジェクター付きモデルやサイドロックモデルも用意されており、最も高価なサイドロックモデルではサウスゲート方式エジェクター隠し三重止め機構最大特色としていた。 ジャンセン・フィルス・アンド・カンパニー(ベルギー) - 英国製と同じ三重止め自動安全装置などを有しながら、英国製の半額以下という比較安価な価格無鶏頭水平二連散弾銃供給していた。ジャンセン水平二連は、グリーナー型の円柱形クロスボルトと、グリーナー以外のメーカー広く持ちいられたサード・ファスナー構造両方備えられている事を特色としていた。 ファブリック・ナショナル(FN)(ベルギー) - 1920年代当時のベルギー・リエージュには無数の銃器メーカー存在しており、FNその中で最大手であったが、1926年時点水平二連銃から一時撤退していたため、K.F.C.は同じリエージュ所在したシュローダー・フレールにFN水平二連同型水平二連製造させ、FN型無二連銃の名称で輸入販売していた。 シュローダー・フレール(SF) - K.F.C.がエス・エフ略号用いた同社は、ジャンセン同様にグリーナー・クロスボルトとサード・ファスナーを組み合わせた閉鎖機構や、サイドクリップを有する無鶏頭水平二連散弾銃製造しており、日本向け専用モデルとして20番28番径の無鶏頭水平二連を「小口軽量無鶏頭二連銃」として供給していたが、水平二連以外にも今日に於けるイタリアのファルコ・アームズにコンセプト類似した40番径の折畳式有鶏頭元折単身銃を「小鳥軽便折畳式単身銃」として供給していた。K.F.C.は他にベルギーKB社の水平二連銃輸入販売していたが、これらのベルギー水平二連銃多く英国製よりも安価な価格設定された。 スティーブンス・アームズ M89英語版) - 有鶏頭元折単発銃ベルギーSF元折単身銃と同様に国産グリ猟銃よりも廉価な価格販売されていた。 ライフル(実弾銃) - 明治から昭和初期掛けて日本銃器行政上は、軍用銃と猟銃の二種のみが規定されており、ライフリング(腔線)を持つ小銃市井では一般的な存在ではなかった。なお、日本銃器行政史上「ライフル」呼ばれる区分初め登場するのは昭和46年(1971年)の事である。ウィンチェスターM1910(英語版) - ウィンチェスター・リピーティングアームズによるブローバック方式半自動式小銃英語版)。専用弾の.401ウィンチェスター・セルフローディング弾(英語版)は100辺り22円の価格設定されており、同時期にK.F.C.が輸入していた英国のエレー・ブラザーズ(英語版)の紙製散弾実包(100辺り10-15前後)と比較して高価なものであった拳銃 - 明治初期から日本の敗戦に至るまでの間は、郵便局員帝國陸海軍将兵など、職務拳銃私有必要なに対して拳銃販売許容されており、K.F.C.も数多く外国製拳銃輸入販売していた。モーゼルM1910(ロシア語版) - 「護身用モーゼル拳銃」の名称で販売モーゼルC96 - 「十連発自動拳銃」の名称で銃床付きモデル販売FN ブローニングM1910 - 「護身用ブローニング自動拳銃 自動連発」の名称で販売浜田式自動拳銃原型FN ポケット・モデル M1906 - 「護身用ブローニング自動拳銃 自動六連発」の名称で販売コルト・ベスト・ポケット原型大正末期にはドイツマウザー(モーゼル)やベルギーFNからの輸入が主であったが、その後大東亜戦争勃発直前までは米国コルトM1903(コルト・ポケット・ハンマーレス)を取り扱っていた記録残されている。なお、コルトM1903は後に杉浦式自動拳銃原型ともなった空気銃BSA リンカーン・ジェフリーズ - K.F.C.の空気銃ラインナップでは最高級とされていたが、「くり抜き銃身の為狩猟免状が必要」と記述されている。 ダイアナ M27L - 「ダイアナ高等空気銃」の名称で販売国産空気銃同様に狩猟免状不要とされていた。 など多数当時のK.F.C.のカタログ価格に依ると村田猟銃当時日本円15円か30前後、響號などの内国水平二連元折単身銃が20円か40前後価格帯であったに対して、輸入品は比較安価なベルギー水平二連でも50円から100円前後オート5は150円か200円台、英国水平二連250円か500円大変に高価であった明治時代末の1円2010年代現在1円の約3800倍の価値であり、村田猟銃でも当時技術労働者月収相当する価格である。

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