ひし‐しょくぶつ【被子植物】
被子植物
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被子植物(ひししょくぶつ、学名:Angiospermae、Magnoliophyta、Angiosperm)とは、植物の分類の主要な1グループ名[注 1]。種子植物(顕花植物)のうち、一般に花と呼ばれる生殖器官の特殊化が進んで、胚珠が心皮にくるまれて子房の中に収まったものをいう。裸子植物と対をなす分類群である。「被子植物門」、「被子植物類」。
出典
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- ^ Guo, Xing (26 November 2021). “Chloranthus genome provides insights into the early diversification of angiosperms”. Nature Communications 12 (1): 6930. Bibcode: 2021NatCo..12.6930G. doi:10.1038/s41467-021-26922-4. PMC 8626473. PMID 34836973 .
- ^ a b APG 2016.
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- ^ Christenhusz, Maarten J. M.; Fay, Michael F.; Chase, Mark W. (2017). Plants of the World: An Illustrated Encyclopedia of Vascular Plants. University of Chicago Press. p. 114. ISBN 978-0-226-52292-0
- ^ Massoni, Julien; Couvreur, Thomas L.P.; Sauquet, Hervé (2015-03-18). “Five major shifts of diversification through the long evolutionary history of Magnoliidae (angiosperms)”. BMC Evolutionary Biology 15 (1): 49. Bibcode: 2015BMCEE..15...49M. doi:10.1186/s12862-015-0320-6. PMC 4377182. PMID 25887386 .
- ^ a b c d 伊藤 2013, p71-78
注釈
被子植物
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植物が環境に適応する遺伝的機構として、従来はシグナル伝達経路および転写因子などによる制御を中心とした研究が進められてきた。しかし、エピジェネティクスの進展により、植物のエピジェネティックな過程および機構への理解が進んできている。歴史的には、トウモロコシにおけるパラ変異、被子植物のゲノムインプリンティング、導入DNA配列による遺伝子サイレンシングなどが、植物で発見されたエピジェネティックな過程の例である。 分子レベルの機構として、他の生物群と同じようにDNAメチル化・ヒストンの化学的修飾・非翻訳性RNAによる制御が知られており、特にRNA指令型DNAメチル化(後述)は植物分野で活発に研究が進められてきた。アサガオの花の絞り模様(トランスポゾンとサイレンシング)・シロイヌナズナの春化と開花時期(DNAメチル化とヒストン修飾)・イネの冠水ストレス反応(ヒストン修飾)などが、植物でエピジェネティックな過程によって影響を受けている例として明らかになっている。また系統的に大きく離れているために詳細は違うといえ、被子植物におけるゲノムインプリンティングは、哺乳類の場合と同じくDNAメチル化標識を利用している。
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「被子植物」の例文・使い方・用例・文例
- 「じつは自由研究で相談したいことがあって・・・」「どれ・・・。ふーん、被子植物について調べてるのね」
- 被子植物の、被子植物に関する、または、被子植物に特徴的な
- 双子葉の顕花植物の科で、現存する最も原始的な被子植物の1つであるとされている
- 双子葉の顕花植物の属で、現存する最も原始的な被子植物の1つであるとされている
- 黄色の材を持つ各種の被子植物の木
- すべてのシダと顕花植物を含み、Filicinaeと裸子植物と被子植物の綱に分割するために以前の分類で使用された
- 被子植物の生殖器官で特に目立ったり、あるいはカラフルな部分を持つもの
- 被子植物の最も原始的なものと見なされる主として木質の植物の集団
- 維管束系を持っている緑色植物:シダ、裸子植物、被子植物
- 栄養核という,被子植物の花粉の核分裂によって生じる核のうち,受粉に直接関与しない核
- 被子植物である種子植物
被子植物と同じ種類の言葉
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