蒐集品として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 16:51 UTC 版)
根付は日本国内外で蒐集対象となっている。日本では郷誠之助、高円宮憲仁親王・久子夫妻が蒐集家として著名である。郷誠之助と憲仁親王が遺した膨大な数の根付は、いずれも東京国立博物館に寄贈され、その名を冠したコレクションとして所蔵されている。 現代日本で根付の蒐集や新規制作が盛り上がったのは、高円宮夫妻の影響に加えて、アメリカ合衆国の根付蒐集家であるロバート・キンゼイ、ミリアム・キンゼイ夫妻の来日(1971年)が大きな契機となった。1975年にはアメリカ合衆国で根付研究会ソサエティ(発足当初の名称)が設立され、のちに約30カ国に会員が広がった。1970年代以降、大規模な根付の展覧会が日本国内外で開かれている。 また、アメリカ合衆国オハイオ州グランビル(コロンバス郊外)にあるデニソン大学のデニソン美術館は、約200点(そのほとんどは象牙製)の根付を収蔵・展示している。
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