色温度の単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 02:42 UTC 版)
理想的な黒体を想定すると、ある温度において黒体が放射する光の波長の分布を導き出すことができる。温度が低い時は暗いオレンジ色であり、温度が高くなるにつれて黄色みを帯びた白になり、さらに高くなると青みがかった白に近くなる。このように、白という色を黒体の温度で表現することができ、この温度を色温度と呼ぶ。 (このカラーチャートは概略図であり、特に物体を特定して色温度を計算したものではない。理論式については プランクの法則 を参照のこと。) 昼間の太陽光線は 5000 - 6000 K であり、朝日や夕日の色温度はおおむね 2000 K である。澄み切った高原の空の正午の太陽の光はおおよそ 6500 K といわれる。これらは、完全な白と比べればかなり黄色っぽい。実際に物体を照らす光には天空光(直射日光以外の光)の青色がかなり色みに影響しており、6500 K よりも高い色温度では「白」く感じられる。
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