自己注射
英語:self-inject、self-injection
注射を自分で使用し、注射薬を投与すること。
注射は医療行為であり、原則的には医師や看護師などの有資格者のみが行える行為であるが、自己注射については一部無資格者でも行うことが許容されている。なお、自己注射では、主に使い捨ての注射器(ディスポーザブル注射器)が用いられる。
自己注射は長期にわたり頻繁な注射・投薬が必要な療法などで行われる場合が多い。例としては、糖尿病治療のためのインスリン注射、不育症予防のためのヘパリン注射、血友病治療のための血液凝固因子薬自己注射、などがある。
自己注射を行うことにより、定期的に注射薬の投与が必要な医療行為を自宅で行うことができる。そのつど通院しなくて済む分、時間や交通費費用、または通院によるストレスなどの負担も軽減することができる。
自己注射
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/15 01:41 UTC 版)
注射剤を患者に投与できるのは原則医師および看護師に限られる。ただし、近年インスリンなどのように毎日投与が必要なものについては、患者が自己注射する注射剤がある。これは、ディスポーザブルの注射器の出現により可能になった。 当初は、普通の注射器を使いバイアルから1回ごとに薬液を取り使用していたが、現在では薬液の入ったカートリッジを装填し、針を交換することで連続して使用できるペン型注射器が普及している。ペン型注射器には、本体が再利用できるものとディスポーザブルのものがある。自己注射用の注射剤としてはインスリン製剤のほかにヒト成長ホルモン剤やヒト血液凝固因子製剤などがある。
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