結晶格子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 16:11 UTC 版)
結晶格子(けっしょうこうし)は、結晶の並進対称性を特徴付ける空間上の格子である。 実空間において、基本並進ベクトル a1, a2, a3 により、実格子ベクトル Rn は、 R n = n 1 a 1 + n 2 a 2 + n 3 a 3 {\displaystyle {\boldsymbol {R}}_{n}=n_{1}{\boldsymbol {a}}_{1}+n_{2}{\boldsymbol {a}}_{2}+n_{3}{\boldsymbol {a}}_{3}} で表される。ここで、n = (n1, n2, n3) は任意の整数の組である。a1, a2, a3 が作る平行六面体が単位格子(すなわち単位胞)であり、この単位格子を3次元的に繰り返し並べたものが結晶である。そしてこの結晶を形作る格子が結晶格子であり、実格子ベクトル Rn の終点が格子点である。
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