けっしょう‐へんがん〔ケツシヤウ‐〕【結晶片岩】
結晶片岩(chrystalline schist)
片理がよく発達して、粗粒の岩質を持つ変成岩。この片状構造は、雲母、緑泥岩、滑石のような鱗片状鉱物、角閃石、陽起石のような長柱状鉱物が平行に発達するためである。
緑泥岩、雲母、石墨等がそれぞれ目立って入っているとき、緑泥片岩、雲母片岩、石墨片岩等と呼ぶ。
片理の著しく薄くないものは砕石としてよく使われている。結晶片岩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/12 06:09 UTC 版)
結晶片岩(けっしょうへんがん、英: crystalline schist[1])は、変成岩の一種。片岩(へんがん、schist[1]、シスト)ともいう。広域変成作用により地下深部で剪断応力を受けて再結晶したため、雲母のような板状の鉱物や角閃石のような柱状の鉱物が方向性をもって配列し、岩石は片理(へんり、schistosity)と呼ばれる、面状構造を持つ。岩石は片理に沿って板状に割れやすい。
- ^ a b 文部省 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。(オンライン学術用語集)
- ^ 「風月、庭園、香りとはなにか 伝統を読みなおす3」ISBN 978-4344951938
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