分解能
分解能(ぶんかいのう、Optical resolution)は、装置などで対象を測定または識別できる能力。顕微鏡、望遠鏡、回折格子などにおける能力の指標のひとつである。
光学顕微鏡における定義
光学顕微鏡での分解能は、2点分解能をもって定義される。非干渉性で直進並行光の理想光源が照射されている事を前提とした上で、目視の分解能を出すためには550nm(緑色光)で計算しレイリーとアッベの定義に従うとされるが、照明光の開口数によって分解能に違いが出る[1]。
レイリー(Rayleigh)の分解能 (レーリーの基準)
レイリーの定義における2つの点光源の分解能δは、光の波長をλ、対物レンズの開口数をNA、物体と対物レンズの間の媒質の屈折率をn、物体から対物レンズに入射する光線の光軸に対する最大角度をθとしたとき、
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望遠鏡における定義
2点を見分ける最小の角度で定義される。例えば2重星など2つの点光源の分解能
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空間分解能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/13 06:13 UTC 版)
「MRマイクロスコピー」の記事における「空間分解能」の解説
MRMにおける空間分解能は、画素の1辺の長さで表すのではなく、画素の三次元的サイズないし画素体積で表すのが妥当である。これは、図に示すように、画像の信号対雑音比(SNR)が、画素サイズに比例するからである。よって、分解能は、画素の縦×横×奥行(μm)、もしくは体積(ピコリットルないしナノリットル)で表される。なお、10μm立方の画素サイズが、1ピコリットルに対応し、これが、実用的な空間分解能の限界の目安である。 よって、空間分解能を向上させるためには、画素あたりのSNRを向上させることが不可欠である。このための方法として、(1)できるだけ強い静磁場を使用する(最高20T程度の限界がある)、(2)感度の良い受信RFコイルを使用する(ソレノイドコイルもしくはサーフェイスコイル、冷却も有効)、(3)強力な勾配磁場コイルを使用する、(4)効率の良いパルスシーケンスを使用する(Compressed Sensingも選択肢)、(5)レシーバーのダイナミックレンジを拡大する、などが必要となる。
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