石崎汽船
石崎汽船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/04 04:49 UTC 版)
同社は、松山港 - 尾道港(一時、宮浦港(大三島)、瀬戸田港(生口島)へ寄航)間の水中翼船航路を有していたが、本州四国連絡橋の整備により、松山方面から同航路を利用して広島県東部へ向かう人や、新幹線へ乗り換えて関東・関西方面へ向かう人が本州四国連絡橋経由にシフトしたため、需要が減少した。そのため架橋関連航路運航事業者に対する対策交付金を受けて、北九州との間に航路を開設するために本船を建造し、1998年3月に松山観光港 - 門司港間で運航を開始した。 一隻での運航で、朝松山港を出て一日二往復するシャトル運航の形態を取り、冬季の閑散期にはドック入りによる休航期間を設けていた。 当初は門司港までの運航だったが、2004年2月に下関港唐戸桟橋まで延航した。しかし、2006年5月乗降客の伸び悩みにより下関港までの延航を中止した。その後も燃料費の高騰の影響で収支が悪化したため、2008年1月15日全区間にわたって航路を廃止した。 なお同社は、「シーマックス」以前から、松山港 - 広島港(一部便は呉港寄航)にて同形式の高速艇を瀬戸内海汽船(本社・広島市)との共同運航で「スーパージェット」の愛称で運航している。
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