球関節
球関節
別名:臼状関節
学名:Articulatio spheroidea, Enarthrosis
【英】:Ball and socket joint
球関節およびこれに当たる欧州語名には異名や意義が多い。Enarthrosisは独ではNubgelenk臼状関節で以前は杵臼(しょきゅう)関節をさすが、英仏では古くから球関節そのものを意味していた。Articulatio cotylicaはB.R.でball-and-socket jointのラテン語形として採用されて以来、英では球関節をさす。ところがP.N.A.では始めArticulatio sphenoideaとは別義とされていたので、日本では杵臼関節を臼状関節と改めてこれに当てた。その後P.N.A.1961でこれをArticulatio spheroideaの同義語に改めてから、日本解剖学用語は球(臼状)関節となった。Arthrodia B.N.A.はよく動く関節のことで、運動のほとんどない、運動ほほとんどないAmphiarthrosisを除いた全ての関節を指していたようであるが、独では実際には多軸関節(ときに2軸関節の含める)をよぶことが多かった。一方、仏のarthrodieは平面関節をよぶ最も普通の名称であり、英ではあまり使われないが同じ意味である。 球関節は関節頭と関節窩がともに半球状をなすもので、肩関節、股関節がその代表的なものである。運動は最も自由で多軸性に行われる。球関節の中で関節窩が深く運動の制限されたものを臼状関節という(例:股関節)。
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