烏口突起
烏口突起
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/02 22:42 UTC 版)
退化した状態になった烏口骨を指して、国際共通語および英語では "coracoid process" または "acrocoracoid process" といい、現代日本語では「烏口突起」という。これらの用語はいずれも「鳥口骨状の突起」という語意を持つ。 先述したように、カモノハシ目は原始的形質を多分に有しており、前烏口骨・烏口骨ともに残存している。カモノハシの肩帯を構成する骨は、肩甲骨・前烏口骨・烏口骨・鎖骨・間鎖骨の5種類を維持している。 しかし、ヒトを含む真獣類では退化しており、肩帯は肩甲骨・鎖骨の2種類の骨だけで構成されている。これは、間鎖骨と前烏口骨は消失し、烏口骨が肩甲骨と癒合して烏口突起に変化したことによる。
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