海洋汚染
富栄養化等による赤潮等の発生,水俣病に代表される金属汚染,タンカー事故などによる原油流出,DDTやPCB等の有機塩素化合物等による水質汚濁,分解されにくいプラスチック等の廃棄物などの漂流による海洋生物への悪影響等,内海,外海を問わず地球的規模での海洋汚染が指摘されています。海洋汚染
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/13 04:37 UTC 版)
海洋汚染(かいようおせん)とは、海域や海水が人間の活動によって排出された物質(廃棄物)で汚染されることをいう。このような廃棄物には、有毒な元素や化学物質だけでなく、一般家庭から排出される油脂やとぎ汁などのすべての有機物、ペットボトルなど様々な容器[1]、農業用資材、ビニール袋などの腐食しにくいゴミ、近代の農業に不可欠な化学肥料、など多種多様なものがある。
注釈
- ^ 船舶の事故による海洋汚染に対し、領海に入った船舶に国際基準の安全基準を満たしているかを寄港国が立入検査するポートステートコントロール(PSC)の権限が認められている。
- ^ 先進国では排出される有機物が浄化槽や下水処理場などで浄化され、栄養塩と有機物の一部が排出されるため完全とは言えないまでも一定の効果を上げているが、開発途上国ではこれらの対応が遅れていることが多く、急激な人口増加による深刻な汚染があちこちで起こっている。
- ^ 耕作地から河川に流れ出した大量の化学肥料が半閉鎖海域へ流れ出し、一帯が長期的な低酸素状態になったことがあった。このとき、ほとんどの魚は死滅したが、低酸素に強いクラゲやヒトデは生き残っていた。これは、栄養塩や有機物が海のスライム化の要因になることを示す例である。
出典
- ^ 岡野多門、安本幹、安東重樹、難分解性海浜堆積漂着ごみの性質と分類 廃棄物資源循環学会論文誌 Vol.21 (2010) No.2 P94-105
- ^ http://nge.jp/2016/04/25/post-132050
- ^ http://pelletwatch.jp/micro/
- ^ http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3725/1.html
海洋汚染
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 08:03 UTC 版)
福田南部にある呼松港は、古くから漁業の盛んな漁港であったが、水島工業地帯の造成により水路の奥に位置する地形に変貌した。 昭和中期に、水島工業地帯の公害問題が発生。重油による海上水質汚染とそれによる異臭魚問題、さらには工場廃液による死魚の増加や魚数の減少により多くの漁場を失った。また、埋立による港機能の縮小などもあり漁獲量は減少し、転廃業者が増加した。現在は当時ほどの汚染はなく状況は改善しているものの、工場立地以前の状態に比べると水質は悪化している状況であり、生活環境の変化もあって漁業は現在も衰退傾向である。
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