浜路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 02:40 UTC 版)
「南総里見八犬伝の登場人物」の記事における「浜路」の解説
はまじ 大塚蟇六・亀篠の養女で犬塚信乃の許嫁。実は犬山道節の異母妹で名を正月(むつき)と言った。母親は道節の父の愛妾で、道節とその母親を除いて正妻になろうとしたが、道節が蘇生したため発覚して処断。絶縁される形で大塚家に養女に出された。寛正3年(1462年)1月生まれ。 許嫁の信乃を慕い、信乃の滸我への旅立ちの前夜には切々と想いを訴えた(「浜路くどき」と呼ばれる名場面である)。養父母の姦計にはめられて陣代・簸上宮六に嫁がされそうになり、首を吊ろうとする所を、かねて浜路に横恋慕する網乾左母二郎に誘拐された。しかし浜路は左母二郎に従わず、本郷円塚山で左母二郎が持っていた本物の村雨を奪回して左母二郎に突きかかったために返り討ちにされる。いまわのきわに異母兄の犬山道節に会い、自らの出生の秘密を知る。なきがらは荘助によって荼毘に付された。文明10年(1478年)6月19日没。享年17。 のちに、甲斐で同名の浜路(実は浜路姫)の身体に憑依し、信乃に想いを伝える場面がある。二次創作ではヒロインとなることが多い。
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