水彩色鉛筆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/17 17:53 UTC 版)
水彩色鉛筆(すいさいいろえんぴつ、米: water-soluble/watercolor/aquarelle pencil)とは、「親水性の溶媒で練り上げた顔料を細長く固めた芯(鉛筆芯)」を軸(鉛筆軸)で挟んで持ち易くした色鉛筆の一種である。 水溶性色鉛筆、水性色鉛筆とも呼ばれる。
筆跡の水への溶け易さによって硬質・軟質に分類されている[1]。
特徴
普通の油性色鉛筆との最大の違いは、乳化剤の添加などによって水溶性の芯が使用されている点にある。
描いたところに水筆などで水を加えると、顔料が水に溶け出し水彩のようなタッチを表現できる。
加える水の量によって、様々な風合いを描き出すことができる。
雨に濡れれば溶け出す性質があるため、野外制作では注意を要する。
主なメーカー
脚注
- ^ ターレンス.
参考文献
- 絵を描く.com - 画材の救急箱 絵具の種類 02.色鉛筆, 全日本画材協議会, 2003年7月, 2014年8月30日閲覧.
- ターレンスクラブ 画材知識, ターレンスジャパン, 2014年8月30日閲覧.
関連項目
外部リンク
- 画家による作例・画材解説
水彩色鉛筆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 18:04 UTC 版)
詳細は「水彩色鉛筆」を参照 水筆などを使って筆跡を水彩状に滲ませることができる水彩色鉛筆もある。普通の色鉛筆は油性で水に溶けないが、水彩色鉛筆は乳化剤の添加などで水溶性を持たせてある。水彩色鉛筆での硬質・軟質は乳化剤の量、すなわち溶けやすさを表す場合もある。 また、油性色鉛筆もテレビン油やペトロール(英語版)、石鹸水、専用ぼかし液を使えば筆でぼかすことができる。ただしテレビン油やペトロールなどの揮発性油には中毒性・引火性があり、充分な換気・管理が必要になる。
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