かく‐べつ【格別/各別】
読み方:かくべつ
[名・形動]
1 普通の場合とは程度・事柄が違っていること。また、そのさま。格段の違いがあるさま。特別。「—な(の)努力」「—にひいきする」「冬の夜の鍋の味は—だ」
「野郎ぐるひの太鼓五人、女郎ぐるひの末社五人、—にきはめ」〈浮・敗毒散・三〉
[副]
1 程度のはなはだしいさま。また、特に他と区別されるさま。特別。とりたてて。「今日は—寒い」「—言うことはない」
2 普通とは違う、別の扱いがなされるさま。別として。ともかくとして。「子供なら—、大人の行為としては許せない」
[用法] 格別・格段——「この会社の技術力は格別(格段)に優れている」「この店の料理は格別(格段)にうまい」のように相通じて用いられるが、「格別」は他と比べて特にまさっている場合に用い、「格段」は他との違いがかなり大きい場合に用いる、というような意識の違いがある。◇したがって、「格別に変わったこともなかった」のような場合は「格段」を用いないし、「技量に格段の違いがある」では、ふつう「格別」と置き換えられない。◇類似の語に「特別」がある。「今日は特別暑い」「今日は特別変わったこともなかった」など「格別」と同じように用いられるが、「特別にあつらえる」のような場合は、「格別」「格段」を用いない。
各別
(格別 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 17:21 UTC 版)
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「格別」の例文・使い方・用例・文例
- 格別重要ではない
- 彼が歌う姿は格別だった。
- 毎度、格別のお引き立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
- 平素は格別のお引立てを賜り、厚くお礼申し上げます。
- 平素は格別のご高配に与り、あつく御礼申し上げます。
- 暑い日の生ビールの味はまた格別だ。
- 格別重要な.
- 彼は我々を快適に過ごさせようと格別の苦労をした.
- 兄[弟]に比べると彼は格別に頭がよくはない.
- 格別変わったこともない.
- この数か月間は格別のこともなく過ぎた.
- 格別用事もございません.
- この暑さは格別です.
- 格別寒いとも思いません.
- 暑い日の生ビールの味はまた格別だ.
- あの会社には格別の手づるもない.
- 必要なら格別そうでなければ買う必要は無い
- 格別の用も無い
- 格別のご用も無くばお出で下さい
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