松川浦とは? わかりやすく解説

まつかわ‐うら〔まつかは‐〕【松川浦】

読み方:まつかわうら

福島県北東部にある潟湖(せきこ)。長さ7キロメートル、幅1.5キロメートル水深5.5メートル太平洋岸にあり、ノリ養殖が行われる。潮干狩り釣り海水浴などでにぎわう。風景美を誇り県立自然公園指定されている。


松川浦

読み方:マツカワウラ(matsukawaura)

所在 福島県相馬市


松川浦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/14 09:00 UTC 版)

松川浦

松川浦
松川浦の位置(福島県)
所在地 日本
福島県相馬市
位置 北緯37度48分00秒 東経140度58分40秒 / 北緯37.80000度 東経140.97778度 / 37.80000; 140.97778座標: 北緯37度48分00秒 東経140度58分40秒 / 北緯37.80000度 東経140.97778度 / 37.80000; 140.97778
面積 6.06[1] km2
周囲長 23 km
最大水深 5.5 m
平均水深 約1 m
貯水量 -- km3
水面の標高 0 m
成因 海跡湖
淡水・汽水 汽水
湖沼型 富栄養湖
透明度 1.2 m
プロジェクト 地形
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松川浦周辺の空中写真。2018年4月29日撮影の34枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

松川浦(まつかわうら)は、福島県相馬市原釜と磯辺の間にある潟湖[2]砂州により太平洋と隔てられている。白砂青松で知られており、松川浦県立自然公園に指定されている[2]

概要

カタカナの「フ」の字形で、長さ7km、幅1.5kmほどである[2]。最大水深5.5m[2]

江戸時代から相馬中村藩によって塩田が開発されていたが1905年明治38年)に廃止された[2]1908年(明治41年)に船運の利便性向上のため北側の丘の一部に水路が掘削され、その後、鵜の尾岬南側の水路は自然に閉塞した[2]。北側に新沼浦(今神浦)、南側に山信田浦があったが、昭和初期までに干拓で姿を消した[2]

入り江の入り口内側は松川浦漁港の一つである原釜漁港、浦内最南部に磯部漁港がある。ヒトエグサアオサ[3]牡蠣の養殖が盛んである[2]

大小の島や岩が点在する風光明媚な風景は日本三景松島になぞらえて 「小松島」とも評され日本百景の一つに数えられ、松川浦県立自然公園にも指定されている。春から夏にかけては潮干狩りが、漁港近くの海岸や、浦内最大の・中州などで行われる。日本の白砂青松百選の選定も受けている。

松川浦周辺には、観光イチゴ園、観光ホテル旅館民宿、海産物市場・販売所等多くの施設が立地する。

歴史

交通

ギャラリー

脚注

  1. ^ 国土地理院 (2015年3月6日). “平成26年全国都道府県市区町村別面積調 湖沼面積” (PDF). 2015年3月15日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 須藤定久「砂と砂浜の地域誌(4)福島県相馬地区の砂浜と海岸 -残された松原と失われた砂浜-」『地質ニュース』第616号、産総研地質調査総合センター、2005年、20-33頁。 
  3. ^ アオサの青さ」『読売新聞』夕刊2024年4月2日(社会面)

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