木版画
【英】:WOODCUT
木を版材とする版画で、ふつう凸版として利用する。版画としては最も古い歴史を持っており、中国では7世紀、日本では8世紀、また西欧では15世紀初頭まで遡ることができる。縦換きした版木を使う板目木版と、輪切りして得られる木口を使う木口木版がある。板目木版の版材には、桜、桂、朴などの広葉樹種が、堅さも組織も一定しているため適している。木目が平行しているものを柾目、平行していないものを板目というが、ともに板目木版である。彫刻刀を用いて版をつくるが、最近は、電動のこぎりで切断した形象を使ったり、伝統的な凸版技法に凹版技法をとり入れるなど表現の可能性を広げている。木口木版は、黄楊や椿のように年輪のしまった均質な密度を持つ堅い木を版木に使う。回転させながら彫刻ができるクッサン(レザー・パット)の上に版木を置いて、ビュランで彫刻する。印刷は、板目木版より強い圧力を必要とする。
木版画
木版画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 07:19 UTC 版)
「鳥居清忠 (4代目)」の記事における「木版画」の解説
「芝居双六」 印刷物 ※右田年英との合作。描かれている演目の内容から、帝国劇場が明治44年(1911年)に開場した折、製作されたものと見られる。左下隅に「非売品」、「日本ばし滑稽堂製」の文字あり 『心中おさよ新七』 ※口絵。平木白星作、如山堂版。明治37年 「五月雨」 ※口絵。『演芸倶楽部』第1巻第2号、博文館版。明治45年
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