更新工事(中間更新)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 01:13 UTC 版)
「大阪市交通局70系電車」の記事における「更新工事(中間更新)」の解説
竣工から約20年が経過したため、更新工事(中間更新)が実施されることになった。施工は大阪車輌工業。 最初に施工された第13編成 (7113F) は2011年(平成23年)3月4日に営業運転を開始した。更新内容は以下の通りである。 第14編成以降に準じた車体配色とし、加えて屋根付近や客用ドア部分にもラインカラーの黄緑を配したほか、30000系に準じた号車番号表記も追加。 側面行先表示器を赤色LEDから3色LEDに変更(1次車のみ)。 一部のつり革の高さを身長の低い乗客でもつかめるように変更。また、優先座席付近のつり革はオレンジ色に変更されている。 客用扉付近に黄色のラインを追加。 客室案内表示器を2段式から1段式へ変更し、路線案内表示器が追設された。(これに伴い、沿線名所のイメージイラストや発車直前の「Linear motorcar 7000」の表示は廃止されている) VVVFインバータの制御素子をGTOサイリスタからIGBTに変更。 また、2013年(平成25年)3月1日付けで更新工事が実施された7109F以降の改造に関しては、客室照明のLED化、天井部へ手すりの追加設置、床材の変更が行われている。 2015年(平成27年)7月21日付けで更新工事が実施された7105F以降の改造に関しては、さらに車内、車体のデザインが変更された。長堀鶴見緑地線の沿線に花博記念公園鶴見緑地と大阪城公園があり、華やかなイメージがある長堀通の下を走るため、改造に際し「華やぐ」をコンセプトに行われた。車内では、大阪市の花である桜から、扉が桜の模様、床が桜色となり、桜色のつり革も取り入れられた。車体では、可動式ホーム柵で隠れる側面窓下に何もデザインされない代わりに、側面窓上に桜色の帯が配された。2016年度施工の7106Fからは一部の荷物棚を撤去し室内送風機を設置した。2016年12月施工の7101Fをもって、開業当初の1次車のリニューアルが終了、2017年以降は2次車・3次車のリニューアルへ移行した。これ以降の改造内容も1次車と同様である。 なお、新20系中間更新施工車に設置されている、スタンションポール、ドア開閉予告ランプは、本系列では設置されておらず、ドアチャイムの設置もなされていない。 また、一部の編成では中間更新と同時に前照灯がLEDに更新されている。前照灯のLEDへの更新は中間更新とは別に施工された車両もあり、中間更新未施工で前照灯がLEDに更新された車両もある。
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