新聖書辞典とは? わかりやすく解説

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新聖書辞典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/17 07:32 UTC 版)

新聖書辞典』(しんせいしょじてん)は、いのちのことば社より1985年に刊行された聖書辞典である。聖書信仰に立つ福音派神学者牧師ら129名によって執筆された。本文1424ページ、巻末付録109ページ、図版32枚、24cm、価格18000円(ISBN 4264007062)である[1]。用語、表記などは『新改訳聖書』第2版に基づいているが、『口語訳聖書』の表記を併記している。

刊行委員長は安藤仲市が務めた。常任編集委員は泉田昭宇田進服部嘉明舟喜信山口昇の5名である。

主な執筆者は、朝岡茂有賀喜一有賀寿井出定治上沼昌雄内田和彦宇田進小畑進尾山令仁大山武俊岡村又男川崎廣小助川次雄佐竹十喜雄斎藤篤美榊原康夫島田福安下川友也鈴木昌田辺滋岳藤豪希千代崎秀雄富井悠夫中澤啓介鍋谷堯爾丹羽喬西満野田秀羽鳥純二服部嘉明、春名純人、舟喜信本間正巳松本任弘丸山忠孝湊晶子村岡崇光村上宣道、村上久、森和亮安田吉三郎山口昇油井義昭横山武吉持章である。

いのちのことば社刊の各聖書辞典

いのちのことば社は1985年刊行の『新聖書辞典』の前後に聖書辞典をいくつか出版している。

1961年に、常葉隆興が編集委員長を務めた[2]本文825ページ、付録41ページ、22cmの『聖書辞典』が刊行された[3]。この聖書辞典は序文で「聖書は…その文字に至るまで霊感されたる誤りなき「神の言」…と信ずる者の立場からの聖書辞典」[2]とその編集姿勢を明言している。

1985年に、いのちのことば社創立35周年記念として安藤仲市が刊行委員長を務めた『新聖書辞典』が出版され、主に福音派で使われた。本文1424ページ、巻末付録109ページ、図版32枚、24cm、価格18000円である[1]

1998年に、797ページ、19cm、価格3700円の簡略版として山口昇の監修による『エッセンシャル聖書辞典』(ISBN 4264017270) が刊行された[4]2006年には新版の『新エッセンシャル聖書辞典』(ISBN 9784264024774) が刊行された。この新版は旧版より約400ページ増えて1213ページ、19cm、本体価格3800円である[5][6][7]

2014年に『新聖書辞典 新装版』(巻末付録を含めて1711ページ、22cm、本体価格6900円、ISBN 9784264032571)が刊行された。この『新装版』は1985年刊行の『新聖書辞典』の判型を小さくし、口絵、写真、カラー地図を除いたものである。聖書の訳語は『新改訳聖書』第2版から第3版の訳語に改め、『新共同訳聖書』の訳語で『新改訳聖書』第3版と異なる訳語は参照語として立項してある[8][9]

脚注

  1. ^ a b 新聖書辞典 - 国立国会図書館サーチ
  2. ^ a b 編集委員長常葉隆興「序文」『聖書辞典』いのちのことば社、1961年、4頁。
  3. ^ 聖書辞典 - 国立国会図書館サーチ
  4. ^ エッセンシャル聖書辞典 - 国立国会図書館サーチ
  5. ^ 新エッセンシャル聖書辞典 - 国立国会図書館サーチ
  6. ^ 新エッセンシャル聖書辞典 - リサーチナビ 国立国会図書館
  7. ^ 新エッセンシャル聖書辞典 - いのちのことば社
  8. ^ 新聖書辞典 New Bible Dictionary - リサーチナビ 国立国会図書館
  9. ^ 新装版 新聖書辞典 - いのちのことば社



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