数値表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 10:19 UTC 版)
Rec. 2100はピクセルあたり10ビットと12ビットの両方のビット深度を、ナローレンジないしフルレンジのカラー値で指定している。 ナローレンジカラーでは、サンプルあたり10ビットで黒レベルは64、512が無色のグレイレベルおよび公称ピークはRGBエンコーディングでは940、YCbCrエンコーディングでは960となる。コード値0〜3および1,020〜1,023はタイミング基準として使用することが可能であり、画像データとしては避けるべきである。画素あたり12ビットでは黒レベルは256、無色のグレイレベルは2,048で、公称ピークはRGBエンコーディングで3.760でYCbCrエンコーディングで3,840である。コード値0〜15および4,080〜4,095はタイミング基準として使用することが可能であり、画像データとしては避けるべきである。 フルレンジカラーでは、10ビットでは黒レベルは0、512が無色のグレイレベルで1023が公称ピークとなり、12ビットでは0、2048、4092(4093〜4095は1023段階を有する10ビットADC/DAC回路のクリッピングエラーを除外するために避けられる)である。
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数値表現
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/30 20:06 UTC 版)
ピクセルごとの光の強さの表現には範囲がある。この範囲は抽象的には、0(光が全くない状態:黒)から1(すべての光が最大限出ている状態:白)までの値を取りうる。この表記法は学術論文等で使われているが、この表記は色度学的に白や黒がどんな色であるかは定義していない。 他の記述法としては、光の強さをパーセンテージで表す方法がある。この場合ではスケールは0%から100%までとなる。これは光の強さをより直感的に表現することができるが、もし値が整数値しか用いられなかった場合、表せる光の強さは101種類だけとなり、幅広いグラデーションの色を表すには不十分である。またパーセント表記法は ハーフトーン印刷でどのくらいのインクが使われたかを示すのにも使われるが、そうなるとスケールの上下が逆転し、0%が紙の色の白(何も印刷されていない)、100%が真っ黒を表すことになる。 コンピューターの中では、グレースケールは有理数を用いて計算されるが、画像のピクセルは量子化されたバイナリの形で保存される。初期のグレースケールモニターの一部は、4ビット、つまり16段階しか表すことができなかった。しかし現在では、写真などグレースケールの画像は8ビットで保存されるのが普通になり、256段階の光の強さで表示、記録、印刷できるようになっている。しかしその256段階は非線形のスケールになっている。この8ビットという値は、ブロックノイズを回避できるぎりぎりの値だが、1ピクセルがちょうど1バイトであるので、プログラミングには都合が良い。 しかし、医用画像処理やリモートセンシングなどの技術的な利用に対しては8ビットでは足りない(もっと高画質なものが必要)ので、センサーの精度を十分に活かすために1ピクセルあたり10ビットや12ビットの画像が用いられ、コンピューター内で近似誤差が起きないようにしている。この場合、コンピューターが処理しやすい16ビットが用いられることも多い。TIFFやPNGなどの画像ファイルフォーマット(英語版)などは製作当初から16ビットをサポートしている。しかし、多くのブラウザや画像プログラムではこれを8ビットにして表示している。 ピクセルの色深度がいくらであっても、値が0の時は黒で、最大値(8ビットでは255、16ビットでは65,535)では白であることは同じである。
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