惑星科学
惑星科学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 08:05 UTC 版)
「惑星科学」も参照 惑星科学では、光度曲線から小惑星、衛星、彗星(の核)といった太陽系小天体の自転周期を求めることができる。太陽系小天体の多くは、球形から逸脱した形をしているので、自転に伴って太陽に照らされた面が見かけ上変化し、明るさが変化する。そのため、光度曲線の極大から極大までの経過時間によって、自転周期が推定できる。通常は、1回自転する間に、2度の極大が現れる。 また、光度極大と極小との間で明るさがどの程度変化するか、その差は、天体の形や天体表面で反射率(アルベド)がどう分布するかに影響される。例えば、いびつな形をした天体は光度曲線の極大・極小がはっきりするのに対し、球形に近い天体では光度一定に近い平坦な光度曲線になる、といったことがある。 天体が衛星を持つと、衛星による天体の食が起こって光度が変化する場合がある。そのとき、光度曲線から天体の大きさや衛星の公転周期を求め、天体の質量や密度も推定することが可能である。
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