建築物について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 13:54 UTC 版)
建築家内田祥三により設計され、1938年(昭和13年)に竣工した。 旧国立公衆衛生院の建築様式にはゴシック(「内田ゴシック」)の特徴が取り入れられ、城壁のような高層の作りである。白金台の高台に位置し、建物の高さと併せ、広範囲から視認することができた。 昭和57年、日本建築学会によって、典型的な近代建築として選定され、保存に努めるよう要請されている。 敷地・建築物は2007年6月に用途廃止となり閉鎖されているが、2009年3月に港区虎ノ門3丁目の旧・港区立鞆絵小学校敷地と交換され港区所有となっている。港区は2018年に港区立郷土歴史館、在宅緩和ケア支援センター、子育て関連施設、区民協働スペース、防災関連施設、自転車等駐車場といった複合施設「ゆかしの杜」として整備した。2019年には「旧公衆衛生院」として港区指定文化財(有形文化財[建造物])になっている。 旧所在地:東京都港区白金台4-6-1 建築年:1938年(昭和13年) 設計:内田祥三 施工:大倉土木 設計者・内田祥三は麻布笄町の自邸(戦後、ソ連大使館として使われたあと消失)から見えるこの建物を気に入っていたとの記録がある。また、内田祥三設計の東京大学医科学研究所と隣接している。
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