常是吹所(ふきしょ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 10:05 UTC 版)
「銀座 (歴史)」の記事における「常是吹所(ふきしょ)」の解説
吹立は常是吹所で行われた。取り組みの行われた地金を12貫を一吹として留鉢(坩堝)にいれ吹鎔かし常是手代湯入役が鉄柄杓で汲み上げ熱湯を張った丁銀および小玉銀の型に流し込んだ。形の良否により選別され、合格したものは数量および目方が改められた後、常是極印役に引き継ぐ。 常是極印役により極印打ちが行われ、さらに焼鈍しが行われた後、梅酢に漬けられ、表面の銅を溶解して銀色が整えられた。丁銀は200枚ずつ、小玉銀は500匁ずつ包み、座人封で銀座に廻した。
※この「常是吹所(ふきしょ)」の解説は、「銀座 (歴史)」の解説の一部です。
「常是吹所(ふきしょ)」を含む「銀座 (歴史)」の記事については、「銀座 (歴史)」の概要を参照ください。
- 常是吹所のページへのリンク