島原半島とは? わかりやすく解説

しまばら‐はんとう〔‐ハンタウ〕【島原半島】

読み方:しまばらはんとう

長崎県南東部突き出た雲仙岳中心とする半島有明海島原湾(たちばな)湾に囲まれる


島原半島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/11 09:11 UTC 版)

島原半島のランドサット衛星写真。スペースシャトル標高データにより陰影を付けた。
島原半島の位置
島原半島の地形図

島原半島(しまばらはんとう)は、九州の西北にあって、西、そして南に向けての字状に突き出した陸地の南部から、3つに分かれる半島群のうち、もっとも左、南東に突き出す半島である。

地理

全体は、北岸は有明海に面する。その西部、半島の付け根部の有明海は諫早湾と呼ばれる。東岸から東南岸は有明海の開口部である島原湾に面し、熊本市宇土半島天草上島と対峙する。南端は瀬詰崎といい、ここから早崎瀬戸を挟んで天草下島まで 4.4 km ほどである。西岸は橘湾に面し、長崎半島に対峙する。半島中央の幅は約 15 km 、長さは測り方によるが約 40 km である。

半島中心部は雲仙と呼ばれ、普賢岳の標高は 1359.3 m平成新山は 1486 m である。雲仙温泉などの温泉にも恵まれている。

一部は雲仙天草国立公園に指定されている。

行政地域

全体が長崎県に属する。

都市圏

金本良嗣・徳岡一幸によって提案された都市圏(10%通勤圏)。細かい定義等は都市雇用圏に則する。一般的な都市圏の定義については都市圏を参照のこと。

都市雇用圏(10% 通勤圏)の変遷[1]
  • 10% 通勤圏に入っていない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。
自治体
('80)
1980年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 2015年 自治体
(現在)
森山町 諫早 都市圏 諫早 都市圏 諫早 都市圏 長崎 都市圏 長崎 都市圏 長崎 都市圏 長崎 都市圏 諫早市
愛野町 雲仙市
吾妻町 -
千々石町 -
南串山町 - - - - -
瑞穂町 - - - - -
小浜町 - - - - -
国見町 - - - 島原 都市圏
76189人
島原 都市圏
74139人
島原市 島原 都市圏
72564人
島原 都市圏
70795人
島原 都市圏
65906人
島原 都市圏
97818人
島原 都市圏
91971人
島原市
有明町
布津町 南島原市
深江町
加津佐町 - - - - -
口之津町 - - - - -
南有馬町 - - - - -
北有馬町 - - - - -
西有家町 - - - - -
有家町 - - - - -

交通機関

島原半島ジオパーク

2009年(平成21年)2月20日地球科学的な特徴が認められて、「島原半島ジオパーク」として日本最初のジオパークに認定された(有珠山洞爺湖糸魚川市と同時認定)。

その他

島原半島東部では、地元長崎県のテレビ局の他、有明海を挟んだ熊本県佐賀県福岡県のテレビ局の直接受信が可能である。

脚注

  1. ^ 金本

参考文献

関連項目

外部リンク

座標: 北緯32度45分 東経130度16分 / 北緯32.750度 東経130.267度 / 32.750; 130.267


島原半島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 17:57 UTC 版)

山体崩壊」の記事における「島原半島」の解説

詳細は「島原大変肥後迷惑」を参照 1792年雲仙岳眉山山体崩壊発生大規模な岩屑なだれ発生し有明海流れ込んで大きな津波引き起こした眉山崩壊の原因はまだはっきりしていない点が多いが、地震動よるものとの説が有力である。この崩壊は、対岸熊本県側に達す津波生じさせ、死者15,000人を越え災害となった

※この「島原半島」の解説は、「山体崩壊」の解説の一部です。
「島原半島」を含む「山体崩壊」の記事については、「山体崩壊」の概要を参照ください。

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