層流
流体力学において、圧力分布が一様で層状になった流れのこと。レーシングカーの場合、層流を作り出してコントロールすることによって、効率よく安定した空力特性を作り出すことができる。
層流
流体の流れは2つに分けられ、流体部分が秩序正しく流れる場合を層流と呼び、不規則に混合しながら流れる場合を乱流と呼ぶ。管の中の流れは、レイノルズ数(管の半径と流速の積を動粘性率で除した値)が小さい間は層流を保つが、レイノルズ数がある値を超えると、層流から乱流に移る。物体の表面に形成される境界層の流れも同様であり、上流の厚さの薄い部分は層流であるが、下流の厚い部分では乱流に変わる。層流においては、拡散作用は分子運動によるだけであり、運動量、熱、水分などの拡散は乱流に比べてきわめて少ないため、摩擦抵抗、熱伝達、蒸発などは著しく小さい。
参照 乱流、レイノルズ数層流
層流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/08/02 09:11 UTC 版)
レイノルズ数Re が2000未満での層流における摩擦損失係数f は次のように与えられる。 f = 64 R e {\displaystyle f={\frac {64}{Re}}}
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