屈筋反射
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屈筋反射
読み方:くっきんはんしゃ
同側屈筋反射ipsilateral flexor reflex、肢の撤去反射 withdrawal reflex or contractile reflex ともいう。肢端をつまみ、痛刺激をあたえたとき肢を引き込む反射をいう。強い刺激では、痛覚性の嫌悪反応が誘発される。
屈筋反射
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 02:14 UTC 版)
四肢の皮膚に傷害を招くような強い刺激(侵害刺激)が与えられると、肢を体幹に近づけるような運動が反射的に起こる。これは、その肢の屈筋が収縮し伸筋が弛緩することによって現れるもので、屈筋反射と呼ばれる他に、屈曲反射 flexion reflex ともいう。この反射に関係する求心性線維は多シナプス性に屈筋を支配する運動ニューロンを興奮させるため、屈曲反射求心線維と呼ばれる。これらの線維は同時に多シナプス性に伸筋を支配する運動ニューロンを抑制しており、屈曲が起こりやすい状態を形成する。この反射では、刺激が弱い場合には1個から数個の屈筋に弱い収縮を起こすに過ぎないが、刺激が強い場合には刺激された筋周辺の関節にまで反射が拡大して肢全体を屈曲させる。この反射は侵襲刺激から逃れるための防御反応として合目的的であり、いわゆる逃避反射の意味をもつ。
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