少年審判・起訴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 17:28 UTC 版)
「河瀬駅前交番警察官射殺事件」の記事における「少年審判・起訴」の解説
大津地方検察庁は2018年5月2日に殺人・銃砲刀剣類所持等取締法違反(発射、加重所持)の各容疑で被疑者巡査Xを大津家庭裁判所に送致した。大津家庭裁判所は2018年5月15日までの観護措置と少年審判開始を決定し、滋賀県警は同日付で被疑者巡査Xを懲戒免職とした。被疑者Xはこの時までに県警の取り調べに対し動機に関して「被害者Aから嫌がらせを受けていると感じた」と供述した一方で反省の念を述べ「いつか被害者Aの遺族に直接謝罪したい」とも供述した。 2018年5月10日付で大津家裁は観護措置期限を2018年5月29日まで2週間にわたり延長することを決定した。 少年法に基づき非公開の少年審判を開いた後、大津家裁(加藤靖之裁判官)は2018年5月24日に殺人・銃刀法違反(発射、加重所持)の各容疑で被疑者の元巡査Xを「刑事処分相当」として大津地検に検察官送致(逆送致)する決定をした。被疑者・元巡査Xは動機に関して「被害者Aからの指導・扱いに不満・不遇感を持っており『Aから両親を侮辱された』と感じた」と供述しており、決定理由にはその旨が言及された。 逆送致を受けて大津地検は犯行様態・取り調べ状況・大津家裁の調査結果などから「刑事責任を問える」と判断して鑑定留置を行わず、2018年6月1日に被疑者元巡査Xを殺人・銃刀法違反の各罪状で大津地方裁判所に起訴した。
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