小烏丸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 20:33 UTC 版)
小烏丸、あるいは小烏(こがらすまる、こがらす)は、奈良時代末期から平安時代中期に作られたとされる日本刀(太刀)である。
注釈
- ^ 御物とは、皇室経済法第7条に規定する「皇位とともに伝わるべき由緒ある物」(いわゆる御由緒物)のことである。
- ^ 室町幕府では政所執事などを務めた名門。武家礼法『伊勢礼法』創始の有職故実の家。江戸期は幕府旗本となっていた。
- ^ 刀身のうち柄に収められる部分。
- ^ 経年の錆などを除けば茎の状態が作刀時のままであり、後年に加工された形跡がないものをいう。
- ^ 2015年に「カリオン文化館」より改称[12]
- ^ 人間国宝認定刀工の天田昭次の実弟である天田収貞の作
- ^ これにより、獅子の子には「友切(ともきり)」の名が与えられた。詳細は「髭切」を参照
- ^ a b 江馬氏は“江間”と表記されていることがあり、それに従って「“江間”小烏丸」と表記されていることがある。
出典
- ^ 明治天皇の刀剣コレクション② - 刀剣ワールド 2019年10月13日閲覧
- ^ 国立歴史民俗博物館>小烏丸太刀図序(伊勢平蔵貞丈序(印)、写、明和五年戊子秋八月朔旦) ※2023年2月16日閲覧
- ^ 東京国立博物館、宮内庁、NHK 編『御即位10年記念特別展 皇室の名宝 美と伝統の精華』NHK、1999年、347頁。 NCID BA45625923。
- ^ a b c d 福永 1993, p. 229.
- ^ 本間順治; 佐藤貫一『日本刀大鑑 古刀篇1【図版】』大塚巧藝社、1968年7月、162頁。 NCID BA38019082。
- ^ a b 日本刀の種類①(太刀) - 刀剣ワールド 2019年10月13日閲覧
- ^ 国立国会図書館デジタルコレクション>播磨國清水寺蔵田村丸劍太刀圖 三(1)(2) ※2023年2月17日閲覧
- ^ 旧日本陸海軍軍刀>元帥刀 ※2023年1月21日閲覧
- ^ 靖国神社遊就館>展示室1 武人のこころ ※2023年1月21日閲覧
- ^ 読売新聞 2008年1月15日号
- ^ 新発田市公式サイト>刀剣伝承館・天田昭次記念館 ※2023年1月21日閲覧
- ^ KATANA-JAPAN 人間国宝 天田昭次 -official site-|2015年7月13日|名称変更のお知らせ ※2023年1月21日閲覧
- ^ 作品32 太刀 銘 天田収貞作 昭和六十一年二月日 ※2023年1月21日閲覧
- ^ 名倉敬世|2007/05|東京木材問屋組合>文苑>随想 |"日本の文化「日本刀」(其の40)「天下の名刀列伝」" ※2023年2月16日閲覧
- ^ 国立国会図書館デジタルコレクション>飛驒國髙山國分寺蔵小烏丸太刀圖(1)(2) ※2023年2月16日閲覧
小烏丸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/28 15:00 UTC 版)
『観智院本銘尽』「大宝年中」の項目では、平家一門の宝刀として伝えられる小烏丸の作者と記載されている。現在、小烏丸と号する太刀としては、伊勢氏から宗氏を経て、1882年(明治15年)に宗重正から明治天皇に献上された大和国天国御太刀(小烏丸と号す)(皇位とともに伝わるべき由緒ある物、いわゆる御由緒物、御物番号29)があるが、無銘であるものの、天国作と伝えられる。なお本太刀は、その製作は奈良時代まではさかのぼらず、日本刀が直刀から反りのある彎刀へと変化する平安時代中期頃の作と推定されている。本太刀も、他のいわゆる御由緒物と同様に宮中祭祀での役割を担っており、同じくいわゆる御由緒物である山城国国綱御太刀(名物鬼丸)とともに、毎年11月23日に行われる新嘗祭にて使用されることとされている。
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