寄木造とは? わかりやすく解説

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よせぎ‐づくり【寄(せ)木造(り)】

読み方:よせぎづくり

木彫仏の造像技法の一。頭部・胴身部からなる主要部を二材以上の木を寄せ合わせ造るもの。定朝(じょうちょう)が完成。→一木造(いちぼくづく)り


寄木造

読み方:ヨセギズクリ(yosegizukuri)

多くの木を寄せ集めて造る木像彫刻技法


よせぎづくり 【寄木造】

木彫仏造像法一つ数個の木を彫刻し、それを寄せ合わせ造る巨像造るのに考案された。これに対し一本の木で彫り上げているのを一木造という。

寄木造(よせぎづくり)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 03:47 UTC 版)

「仏像」記事における「寄木造(よせぎづくり)」の解説

頭体の主要部二つ上の材から組み立て技法一木造内刳り施してもやはり干割れ起こしやすく、像の主要部を一材から木取りするのにどうしても巨木必要になるが、一つの像を幾つかのブロック分け、その一つ一つを別材から木取りし、積み木並べるように組むことで、特に太く大き木材を使わなくても巨像造り易くなるまた、干割れ原因となる木心部取り除いて木取りするのも簡単であり、更に内刳りも各材の広い矧ぎ面から十分に刳ることができ、分業が容易、など長所が多い。寄木造は10世紀後半頃から始まった見られ六波羅蜜寺薬師如来坐像が今知られる最初の例である。11世紀に入るとより合理化洗練され、特に定朝以降丈六仏のような巨像制作盛んに用いられた。代表的な物に東大寺南大門金剛力士像などがある。

※この「寄木造(よせぎづくり)」の解説は、「仏像」の解説の一部です。
「寄木造(よせぎづくり)」を含む「仏像」の記事については、「仏像」の概要を参照ください。

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