女子部創設とは? わかりやすく解説

女子部創設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 06:40 UTC 版)

国際プロレス」の記事における「女子部創設」の解説

1974年9月東京12チャンネルにおけるレギュラー放送開始同時に国際プロレス女子部創設したこれに伴い戦後存在した全日本プロレス協会次いで興行プログラム女子試合挿入する日本2番目の男混合プロレス団体となった。 女子部創設の背景には東京12チャンネル中継始めるに当たって1972年解散した日本女子プロレス中継していた局側から女子プロレス組み込んで男女並立放送することと、毎月最終週プロレス中継休止しプロボクシング中継番組である『KOノックアウトボクシング』を放送することを条件として提示されたことにある。ちなみに日女旗揚げ国際プロレスと同じ1967年で、旗揚げ戦の会場も同じ台東区体育館だった。 女子部には日女最後まで残っていた小畑千代佐倉輝美千草京子所属外国人日女参戦していた世界王者ファビュラス・ムーラ参加し日女実質的な後継となったムーラ門下生中心に外国人選手多く招聘した。レフェリー男子所属選手だった若松市政が主に担当最初試合は『'74スーパー・ワイド・シリーズ』開幕戦となった1974年9月15日後楽園ホール大会で第4試合として千草と元WWWA世界王者サンディ・パーカーシングルマッチ、第6試合として小畑&佐倉組対ムーラ&ポーラ・ケイ組のタッグマッチ組まれた。 テレビ局主導始められたため、テレビマッチではいかなる場合でも女子試合中継された。しかし、当時はまだ男子プロレス選手及び関係者ファンの間では女子受け入れ風潮がなかったため反発多く現場責任者グレート草津や、当時新日本プロレス所属だった星野勘太郎女子部解散を『国際プロレスアワー』の解説担当していた門馬忠雄通じて吉原代表に求めたほどだった。さらに、日女から分かれて旗揚げされた全日本女子プロレスマッハ文朱らの活躍により人気絶頂だったこともあり、1976年女子部解散した最終試合4月12日「ダイナマイトシリーズ」第12戦における小畑佐倉のIWWA太平洋選手権試合で、小畑勝利してタイトル防衛成功したちなみに全女ではマッハ引退し、ビューティ・ペアブームが始まらんとした時期であった国際プロレス女子部1年半強という短い活動期間であったが、後に全女常連外国人として活躍した選手中にはビッキー・ウィリアムスジョイス・グレーブルレイラニ・カイ国際プロレス初来日果たした選手含まれている。 なお、前出のIWWA太平洋選手権含め女子タイトルはすべて封印されたが、そのうちIWWA太平洋タッグ選手権は後にジャパン女子プロレス持ち込まれ復活している。 1978年東京12チャンネル女子格闘技番組激突!女子格闘技大戦争」を開始しその中で女子プロレス団体ニューワールド女子プロレス」を立ち上げ千草所属選手として参加したが、1ヶ月ほどで崩壊した国際女子部解散後男女混合団体復活は、元全日本プロレス所属選手前出ジャパン女子プロレスにて営業務めた大仁田厚1989年旗揚げしたFMWまで13年待つことになる。

※この「女子部創設」の解説は、「国際プロレス」の解説の一部です。
「女子部創設」を含む「国際プロレス」の記事については、「国際プロレス」の概要を参照ください。

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