大腸がん
大腸癌とは、大腸(盲腸、結腸、直腸)に発生する癌であり、肛門に発生するものを含めることもあります。多くの大腸癌は大腸ポリープ(polyp)より発生します。キノコの様な形をしていて、顕微鏡で観察すると通常は腺腫とよばれる良性腫瘍です。しかし、そのうちの一部は時間が経つと癌の一種である腺癌に進行します。また現在は、ポリープ由来でない平坦な病変や陥凹性病変から進行大腸がんになることがあることも明らかになっています。年齢別に見た大腸癌の罹患率は、50歳代付近から増加し始め、高齢になるほど高くなります。また、大腸癌の罹患率、死亡率はともに男性の方が女性の約2倍と高く、結腸癌より直腸癌において男女差が大きい傾向があります。大腸癌の症状は、血便、細い便、残便感、腹痛、下痢と便秘の繰り返しなど、排便に関する症状が多いのが特徴です。
大腸がん
大腸がん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 16:11 UTC 版)
便潜血検査法は死亡率減少効果が証明されており、対策型検診と任意型検診の両方で推奨される(特に免疫法が推奨される)。 大腸内視鏡検査は死亡率減少効果が証明されている一方で無視できない不利益もあるが、十分に説明の上で任意型検診に使用することは否定されない。 直腸指診は死亡率減少効果が否定されており、対策型検診と任意型検診の両方で推奨されない。
※この「大腸がん」の解説は、「がん検診」の解説の一部です。
「大腸がん」を含む「がん検診」の記事については、「がん検診」の概要を参照ください。
「大腸がん」の例文・使い方・用例・文例
- 大腸がんのページへのリンク