たもん‐てん【多聞天】
毘沙門天
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毘沙門天(びしゃもんてん、梵名: ヴァイシュラヴァナ[注釈 1](またはヴァイシュラマナ)、サンスクリット: वैश्रवण, Vaiśravaṇa[2]、パーリ語: Vessavaṇa)は、仏教における天部の仏神で、持国天、増長天、広目天と共に四天王の一尊に数えられる武神である。多聞天[3]または北方天[3]とも呼ばれる。また四天王としてだけでなく、中央アジア、中国など日本以外の広い地域でも、独尊として信仰の対象となっており、様々な呼び方がある。種子はベイ(वै , vai)[4]。日本においては、「五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、長命長寿、立身出世」[5]といった、現世利益を授ける七福神の一柱として信仰されている。
注釈
出典
- ^ 田辺 1999, p. 166.
- ^ 田辺 1999, pp. 2–3.
- ^ a b 「毘沙門天」 - 精選版 日本国語大辞典、小学館。
- ^ a b c 藤巻一保、羽田守快、大宮司朗『印と真言の本』学研、2004年、126頁。
- ^ 田辺 1999, p. 2.
- ^ 田辺 1999, p. 29.
- ^ 田辺 1999, p. 28.
- ^ a b c 江口正尊、「毘沙門天」 - 日本大百科全書(ニッポニカ)、小学館。
- ^ 田辺 1999, p. 32.
- ^ 田辺 1999, p. 33.
- ^ 田辺 1999, p. 34.
- ^ 田辺 1999, p. 45.
- ^ “Jambhala and Vajradhara”. Tibet Museum - Fondation Alain Bordier. 2022年1月3日閲覧。
- ^ a b 坂内龍雄「真言陀羅尼」平河出版社、2017年4月第30刷、p161。
- ^ 綜芸舎編集部『梵字入門』綜芸舎、1967年、p20。
「多聞天」の例文・使い方・用例・文例
- 多聞天という天王
多聞天と同じ種類の言葉
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