坑夫とは? わかりやすく解説

こう‐ふ〔カウ‐〕【坑夫】

読み方:こうふ

炭坑鉱山採掘作業従事する労働者


坑夫

作者夏目漱石

収載図書夏目漱石全集 4
出版社筑摩書房
刊行年月1988.1
シリーズ名ちくま文庫

収載図書漱石全集 第5巻 坑夫 三四郎
出版社岩波書店
刊行年月1994.4

収載図書ザ・漱石全小全一増補新版
出版社第三書館
刊行年月1999.6

収載図書現代表記版 ザ・漱石全小全一
出版社第三書館
刊行年月2004.11

収載図書大活字版 ザ・漱石全小説全二冊 下巻
出版社第三書館
刊行年月2006.4


坑夫

作者宮島資夫

収載図書編年体大正文学全集 第5巻 大正五年
出版社ゆまに書房
刊行年月2000.11


坑夫

作者宮嶋資夫

収載図書最初衝撃 新装版
出版社學藝書林
刊行年月2002.9
シリーズ名全集 現代文学発見


坑夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/02 15:37 UTC 版)

坑夫』(こうふ)は、夏目漱石長編小説で、1908年明治41年)の元日から、東京の『朝日新聞』に91回にわたって、大阪の『朝日新聞』に96回にわたって、掲載された。『虞美人草』についで、漱石が職業作家として書いた2作目の作品。

あらすじ

恋愛関係のもつれから着の身着のまま東京を飛び出した、相当な地位を有つ家の子である19歳の青年。行く宛なく松林をさまよううちにポン引きの長蔵と出会う。自暴自棄になっていた青年は誘われるまま、半ば自殺するつもりで鉱山で坑夫として働くことを承諾する。道すがら奇妙な赤毛布や小僧も加わって四人は鉱山町の飯場に到着する。異様な風体の坑夫たちに絡まれたり、青年を案ずる飯場頭や坑夫の安さんの、東京に帰った方がいいという忠告に感謝しつつも、青年は改めて坑夫になる決心をして、深い坑内へと降りてゆく。そして、物語の結末は唐突に訪れる。坑道に深く降りたった翌日、診療所で健康診断を受けた若者は気管支炎と診断され、坑夫として働けないことが判明する。結局、青年は飯場頭と相談して飯場の帳簿付の仕事を5か月間やり遂げた後、東京へ帰ることになる。

解説

ある日突然[1]、漱石のもとに荒井某という若者が現れて「自分の身の上にこういう材料があるが小説に書いて下さらんか。その報酬を頂いて実は信州へ行きたいのです」という話を持ちかける出来事が起きる。漱石は当初、個人の事情を小説として書きたくないという思いから、むしろ君自身が小説化した方がいいと本人に勧める。しかし、時を同じくして、1908年(明治41年)の元日から『朝日新聞』に掲載予定だった島崎藤村の『』の執筆がはかどらず、急遽漱石がその穴を埋めることとなる。そこで漱石は若者の申し出を受け入れ、漱石作品としては異色と言える実在の人物の経験を素材としたルポルタージュ的な作品が生まれる。漱石の代表作として名が上がることは稀だが、作品の研究論文は現在に至るまで多数存在する。

脚注

  1. ^ 荒正人『漱石研究年表』では、荒井某が漱石のもとを訪れたのは1907年(明治40年)11月下旬。

外部リンク


坑夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 06:59 UTC 版)

進撃の巨人の登場人物」の記事における「坑夫」の解説

アニメオリジナル逸話として25話の「現在公開可能な情報」にて、文章にのみ登場この後原作でも15巻60話にてベルク新聞社ロイが知る話として語られている。

※この「坑夫」の解説は、「進撃の巨人の登場人物」の解説の一部です。
「坑夫」を含む「進撃の巨人の登場人物」の記事については、「進撃の巨人の登場人物」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「坑夫」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「坑夫」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「坑夫」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||


4
94% |||||



7
奮興 デジタル大辞泉
76% |||||

8
安安 デジタル大辞泉
76% |||||

9
葬る デジタル大辞泉
76% |||||


坑夫のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



坑夫のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの坑夫 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの進撃の巨人の登場人物 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS