友人など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 09:14 UTC 版)
いしかわじゅん ギャグマンガ家同士の「抗争」相手として、吾妻作品にさかんに登場。高信太郎はふたりを「リトル・メジャー」(いしかわ)、「ビッグ・マイナー」(吾妻)と評した。いしかわは吾妻への評をひそかにうらやんだ。手塚治虫はふたりの仲の良さをからかって、当時連載していた漫画「七色いんこ」(秋田文庫版4巻に収録)に高校の校長役(吾妻)と番長の彼女の母親役(いしかわ)として登場させ、キスをさせたのち結婚させた。 大友克洋 いしかわ・吾妻とともに、SFマンガ・ニューウェーブの御三家と呼ばれた。 橋本治 早い時期から吾妻を高く評価しており、著書『花咲く乙女たちのキンピラゴボウ』で作品論を執筆している。 谷山浩子 古くから交流があり、1984年に合作漫画『輪舞 -ロンド-』を発表している。 とり・みき 熱心な吾妻ファン。1995年に吾妻と対談した際、「失踪の話はキャラクターを猫にして…」と言った吾妻に対し、「吾妻さんが(ゴミ箱を)あさったほうが面白いですよ(笑)」と進言した。吾妻はとりの意見も参考にして『失踪日記』を執筆したことをのちの対談で明らかにしている。 沖由佳雄 吾妻の元アシスタントで、同人誌『シベール』では編集長を務めた。『オリンポスのポロン』のエロースや、『ななこSOS』のDr.チャバネのモデル。 蛭児神建 『シベール』の同人。『ななこSOS』『スクラップ学園』などに登場した“変質者”のモデル。蛭児神の著書『出家日記―ある「おたく」の生涯』出版の際は吾妻が出版社との間をとりもった。 米澤嘉博 『月刊OUT』『ぱふ』の吾妻特集、奇想天外臨時増刊『吾妻ひでお大全集』での吾妻へのロングインタビューなどの記事・評論を執筆した。米澤が持つペンネームの一つ「阿島俊」はもともと吾妻作品の評論を執筆する際のペンネームであった。自らが所属する「迷宮」が『劇画アリス』の編集を請け負ったこともある(吾妻は『るなてっく』を執筆)。私的な交友もあり、『ぶらっとバニー』に登場した食えないアニメーターは米澤の似顔絵を基にしたキャラクターである。 中山星香 吾妻とは『月刊プリンセス』連載時からの顔なじみである。吾妻は『シベール』の創刊準備号に、中山星香が矢吹れいこ名義で発表した『日ペンの美子ちゃん』のパロディ漫画を描いたが、吾妻は矢吹れいこが中山星香の別名義であるということを近年まで知らなかったというエピソードがある。 萩尾望都 吾妻は妻の影響で1972 - 1973年頃から萩尾の少女漫画を読み始め、次第に熱中するようになり、竹宮惠子、木原敏江といった他の少女漫画家作品にも手を出すようになった。その後、吾妻と萩尾は二度合作漫画を描き、また、対談も行うなど、吾妻と関係の深い人物となっている。
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