こう〔コフ〕【×劫】
読み方:こう
1 《(梵)kalpaの音写「劫波」の略。「ごう」とも》仏語。きわめて長い時間。古代インドにおける時間の単位のうち、最長のもの。
2 囲碁で、一目を双方で交互に取りうる状態。この場合、一方で取られたあと、すぐ他方で取り返すことのできない約束で一目を争う。
ごう【×劫】
ごう〔ゴフ〕【×劫】
読み方:ごう
⇒こう(劫)
こう 【劫】
劫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 16:59 UTC 版)
劫(こう)は仏教などインド哲学の用語で、極めて長い宇宙論的な時間の単位。サンスクリット語のカルパ (kalpa कल्प) の音写文字「劫波(劫簸)」を省略したものである。
- ^ a b Wilkins, William Joseph (1913) [1882]. Hindu mythology, Vedic and Purānic (3rd ed.). Calcutta: Thacker, Spink & co. pp. 364-365
- ^ a b c Wilson, Horace Hayman (1864). The Vishnu Purán: a System of Hindu Mythology and Tradition. 1. London: Trübner. pp. 44-54
- ^ a b 渡辺研二 『ジャイナ教』論創社、2005年、159-161頁。ISBN 4846003132。
- ^ 『阿毘達磨大毘婆沙論』巻135
- ^ 『阿毘達磨倶舎論』巻12「所説三災云何次第。要先無間起七火災、其次定応一水災起。此後無間復七火災。度七火災、還有一水。如是乃至満七水災、復七火災、後風災起。如是総有八七火災・一七水災・一風災起。」
- ^ 『阿毘達磨倶舎論』巻12「此三災頂為在何処。第二静慮為火災頂。此下為火所焚焼故。第三静慮為水災頂。此下為水所浸爛故。第四静慮為風災頂。此下為風所飄散故。」なお静慮は禅に同じ
- ^ 『仏祖統紀』巻30・三世出興志第十四
- ^ a b 『大智度論』巻5・大智度初品中菩薩功徳釈論第十「劫義、仏譬喩説、四千里石山、有長寿人百歳過、持細軟衣一来払拭、令是大石山尽、劫故未尽。四千里大城、満中芥子、不概令平。有長寿人百歳過一来取一芥子去、芥子尽、劫故不尽。」巻38・釈往生品第四之上にも同様の説明が見えるが、「四千里」でなく「百由旬」になっている。
- ^ 『隋書』経籍志四「道経者(中略)所以説天地淪壊、劫数終尽。略与仏教同。(中略)然其開劫非一度矣。故有延康・赤明・龍漢・開皇。是其年號。其間相去経四十一億萬載。」
- ^ 『霊宝度人上経大法』 巻四巻 。"祖劫者、龍漢・延康・赤明・開皇・上皇也。"。
- ^ 『雲笈七籤』巻4・霊宝経目序「夫霊宝之文、始於龍漢。龍漢之前、莫之追記。延康長劫、混沌無期。道之隠淪、宝経不彰。赤明革運、霊文興焉。諸天宗奉、各有科典。一劫之周、又復改運。遂積五劫,迨於開皇已後。上皇元年、元始下教。」
- ^ 『双槐歳鈔』巻六
- ^ 横手裕 『道教の歴史』山川出版社、2015年、89-90頁。ISBN 9784634431362。
劫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/12 12:51 UTC 版)
酒井劫。千代と同じくはじめて酒井家代理として伯父の葬儀の手伝いをする。千代とはここで出会う。当初、ひとりで座の賑やかさを製造するといったおっちょこちょいであったが、半年後にはおちつきが見られ千代を驚かす。一時期千代を嫁にもらおうとしていたが、叔父の酒井さんによって媒酌を断られた。仕事、家庭と万事順風満帆であったが、戦後に多数の罪名が発覚し姿をくらます。
※この「劫」の解説は、「黒い裾」の解説の一部です。
「劫」を含む「黒い裾」の記事については、「黒い裾」の概要を参照ください。
劫
劫
「劫」の例文・使い方・用例・文例
劫と同じ種類の言葉
- >> 「劫」を含む用語の索引
- 劫のページへのリンク